桃山時代には、茶の湯のためのやきもの「茶陶」が日本各地の窯で創造されました。岐阜県の美濃(東濃地域)では、力強い姿、鮮やかな色、斬新な意匠をもつ茶陶「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」が大量に焼かれ、おおいに流行しました。
しかし実は、「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部」が美濃で焼かれたと分かるのは昭和のことで、それ以前は瀬戸(愛知県)で焼かれたと考えられていました。
本展覧会では、個性的で生き生きとした美濃焼の造形の魅力をお楽しみいただければと思います。同時に、近代数寄者旧蔵の名品や、近代陶芸家の荒川豊蔵と加藤唐九郎(かとうとうくろう・1897-1985)の代表作を通じて、近代以降の美濃焼の人気や評価の高まりを感じていただけましたら幸いです。
電話番号 | 03-3479-8600 |
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営業時間 | 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※9月15日(日)、22日(日)、10月13日(日)、11月3日(日・祝)は20時まで開館。 ※いずれも入館は閉館の30分前まで |
休業日 | 火曜日 ※11月5日は18時まで開館 ※shop×cafeは会期中無休 |
入場料 | 一般 当日 ¥1,300 前売 ¥1,100 大学・高校生 当日 ¥1,000 前売 ¥800 |
URL | https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2019_4/index.html |