竜土軒跡
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明治37年(1904)頃から、文学者を中心とする竜土会がフランス料理店の「竜土軒」で定期的こ会合を開くようになりました。朗読、談話、会食のあいだに、外国文学、とくにロシア・北欧の新しい文学が紹介されるなど、なごやかな集いでしたが、国木田独歩、島崎藤村、柳田国男、田山花袋をはじめ、当時の自然主義作家のほとんどが来会したので、「自然主義は竜土軒の灰皿の中から生まれた」とさえいわれました。
明治37年(1904)頃から、文学者を中心とする竜土会がフランス料理店の「竜土軒」で定期的こ会合を開くようになりました。朗読、談話、会食のあいだに、外国文学、とくにロシア・北欧の新しい文学が紹介されるなど、なごやかな集いでしたが、国木田独歩、島崎藤村、柳田国男、田山花袋をはじめ、当時の自然主義作家のほとんどが来会したので、「自然主義は竜土軒の灰皿の中から生まれた」とさえいわれました。