東京・竹芝の「JR東日本四季劇場[春]」で開幕! 劇団四季のディズニーミュージカル『アナと雪の女王』の見どころ

2013年に公開され、世界的大ヒットとなったディズニーのアニメーション映画「アナと雪の女王」。その傑作をミュージカル化した劇団四季のディズニーミュージカル『アナと雪の女王』の東京公演が、2021年6月24日に港区・竹芝の「JR東日本四季劇場[春]」で開幕しました。『美女と野獣』『ライオンキング』『アラジン』など、ヒット作を連発してきたディズニーと劇団四季の7作品目のコラボレーション。すでに話題沸騰中のミュージカル版「アナ雪」の見どころを紹介します!

東京・港区にディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』がやってくる!

劇団四季『アナと雪の女王』が上演されるのは、昨年、東京・港区の竹芝にオープンした「WATERS takeshiba」内にある「JR東日本四季劇場[春]」。1998年から2017年まで、19年にわたり竹芝の地で親しまれてきた旧・四季劇場の伝統を受け継ぐ劇団四季の新劇場です。

JR・浜松町駅、都営地下鉄・大門駅、ゆりかもめ・竹芝駅が最寄駅の「JR東日本四季劇場[春]」は、劇団四季専用劇場の中でも最多となる約1500席(演目によって増減あり)の客席数を擁する大型劇場です。赤じゅうたんが敷かれた重厚感あるロビーを通り抜けた先の客席は、舞台から最後列までおよそ25メートルとコンパクトな設計。どの席からも舞台が近く感じられ、抜群の臨場感のある観劇環境を実現しています。

本来『アナと雪の女王』は、新劇場のこけら落とし公演として昨年9月の開幕が予定されていましたが、感染症拡大の影響によって延期に。当初の開幕予定日から9か月の時を経て、ついに6月24日に待望の開幕を迎えます。

ディズニーアニメーションの最大ヒット作「アナと雪の女王」がついに舞台化!

本作品のもとになっているのは、2013年公開(翌2014年日本公開)のディズニーの長編アニメーション「アナと雪の女王」です。デンマークを代表する童話作家・アンデルセンの『雪の女王』をディズニーが再構築したこの作品は、アレンデール王国の王女、エルサとアナを中心にストーリーが展開されます。舞台版では、この2人により繊細な心情描写を加えることで、物語に大きな深みを与えています。

©Disney

雪や氷を操る魔法の力を持つエルサは、子供の頃のある夜、誤って妹のアナに魔法を当ててしまい、それ以来、自分の部屋に閉じこもってしまいます。それからいくつかの年月を経たある日、王と王妃が帰らぬ人となり、エルサが女王の座につくことに。その戴冠式の席で久々の会話を楽しむエルサとアナ。ところが、ささいなことがきっかけで口論になり、感情を抑えられなくなったエルサは城の広間中に氷の魔法を放ってしまいます。城を飛び出すエルサ。そして、その姉を追ってアナも城を発ち…。

アナが恋するサザンアイルズのハンス、山男のクリストフ、そして雪だるまのオラフなど、映画で人気の個性的キャラクターももちろん登場。舞台上で生きる彼らの姿に、期待で胸の高まりが止まりません!

劇団四季の『アナ雪』はここがスゴい!

2018年3月にアメリカのブロードウェイで初演を迎えたディズニーミュージカル『アナと雪の女王』は、2019年11月からアメリカツアーを開始。昨年12月からはオーストラリアでシドニー公演が始まり、今後、イギリスのロンドンやドイツのハンブルクでも上演が決まっています。劇団四季の公演はブロードウェイの初演版と最新のプロダクションバージョンを融合させ、さらに磨きをかけた日本オリジナルの最新版になります。それでは本公演のどんなところが凄いのか、具体的なポイントを紹介します。

その① ストーリーの世界観が2つの「シンカ」

落ち着きがあり慎重なエルサと活発で行動的なアナ。性格が正反対な二人の姉妹愛をはじめ、登場人物の絆や愛情が胸を打つ『アナ雪』。ミュージカルでは、映画で監督を務めた脚本のジェニファー・リーがキャラクター造形や心情描写を改めて丁寧に描き、登場人物の関係性もより繊細に見せることで、より立体的なドラマに「深化」させています。また、演出を手がけるマイケル・グランデージは舞台版にあたってエルサを現代を生きる等身大の女性として表現。愛、友情、孤独、犠牲、苦悩など様々な感情が交錯する中で、劇場にいる幅広い世代に共感が得られるストーリーに「進化」。「進化」と「深化」という、2つの「シンカ」で観客を魅了します。

その② 映画版の音楽担当が新曲を10曲以上追加!

『アナ雪』といえば、物語と深くリンクする音楽の数々も魅力。特に「Let It Go 〜ありのままで〜」は世界中で流行を巻き起こす伝説的なナンバーになりました。ミュージカルでもアニメ映画と同じくロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が音楽を担当。「ありのままで」「生まれてはじめて」「雪だるまつくろう」など、映画でおなじみの曲に加えて、ミュージカルのために10曲以上の新曲が追加されています。エルサが自らの葛藤を歌い上げる「モンスター」やエルサとアナが歌う「あなたを失いたくない」など、ぜひ生で聴きたいナンバーがいっぱいです。

その③ 巧みな空間演出と最新技術の融合で劇場を氷の世界に

『アナ雪』のストーリーは、ほぼ全編が氷と雪の世界。エルサから放たれる氷の魔法もダイナミックな見どころになります。ミュージカルでは、その世界観を作り出すために演出のマイケル・グランデージ率いるクリエイティブチームが様々な手法で本物そっくりの雪と氷を表現。楽しい場面では柔らかく、厳しい場面では険しく、氷や雪も表情を変え、舞台を彩ります。さらに、最新鋭のプロジェクションマッピングとLEDパネルを駆使して、輝く氷の世界を演出。劇場に氷の魔法が解き放たれます。
港区・竹芝の「JR東日本四季劇場[春]」で開幕を迎えた劇団四季のディズニーミュージカル『アナと雪の女王』。新劇場で繰り広げられる氷と雪の世界の感動は、きっと何物にも変えがたいものになるでしょう。そして観劇にお越しの際は、今、港区で大きく生まれ変わるエリアのひとつ・竹芝の新スポットにも訪れてみてくださいね。
ディズニーミュージカル『アナと雪の女王』 東京公演
会場 NOMURA野村證券ミュージカルシアター JR東日本四季劇場[春] (東京都港区海岸1-10-45)
公演期間 6月24日(木)開幕 ロングラン上演
チケット情報、料金、予約方法などはSHIKI ON-LINE TICKET (https://www.shiki.jp/tickets/)にてご確認ください。
問い合わせ 劇団四季ナビダイヤル 0570-008-110

写真:阿部章仁、下坂敦俊

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