テレビドラマ『六本木クラス』でも話題沸騰! 「はじめての六本木」の鉄板デートコースをご提案

この7月から六本木を舞台にしたテレビドラマ『六本木クラス』が放送されることで、若い世代を中心に一層注目が集まること間違いなしの六本木。東京・港区の中でも特に人気の高い観光地であるこのエリアには、見る、遊ぶ、食べるの三拍子で注目のスポットがいっぱいあります。そこで、今回は“初めての六本木散策”の方におすすめしたい鉄板デートコースをご案内。記念撮影スポットもたくさん紹介しますよ!

【9:00】一日の始まりは「天祖神社」で今日のデートの幸運を祈願!

今日の集合場所は六本木エリアのほぼ中心にある東京メトロの六本木駅。地下鉄のホームから地上へ上がると、街のシンボル的存在である六本木交差点の高架が。「ROPPONGI」のサインをバックに今日1枚目の記念写真をパシャ!

まだ十分に目覚めていない朝の六本木の街を抜けて、この日最初の目的地である天祖神社へ。龍土町美術館通り沿いにある神社は朝日に照らされた白い鳥居が印象的。あたりにはしんとした空気が漂い、これからお仕事と思しき方が通りすがらに手を合わせていく姿も見かけます。

南北朝時代の至徳元年(1384)に創建され、天照大御神、伊邪那岐命、伊邪那美命の三神を御祭神として祀る天祖神社。悠久の歴史を歩んできた古社は、かつて品川沖から竜がご灯明を献じたという「竜灯」の故事にちなんで「龍土神明宮」とも呼ばれています。

神様の御利益だけでなく、「六本木7-7-7」という7が3つ並ぶ住所の縁起の良さからも運気アップを期待して訪れる人が多いスポット。スリーセブンにちなんだ「六本木七七七みくじ」は、カラフルでかわいいおみくじとして大人気です。

仕事運、金運、健康運とお願いしたいことがたくさんあるかもしれませんが、まずは何より今日一日が良い日であることを願ってみてはいかがでしょう。

【10:00】「フジフイルムスクエア」でアートな時間を過ごす

六本木といえば美術館やギャラリーが数多く集まるエリアです。一年を通じて大型企画展が開催されている「国立新美術館」、珠玉の日本美術にふれられる「サントリー美術館」、体験展示も豊富な企画展で人気の「六本木ミュージアム」をはじめ、多彩な展示施設が集まっています。その中からこの日は東京ミッドタウン1階にある「FUJIFILM SQUARE(フジフイルムスクエア)」へ。

「FUJIFILM SQUARE」は、港区に本社を置く富士フイルムの複合型ショールームです。大通りに面した立地で、なおかつ入場無料ということもあり気軽に立ち寄れるスポットです。4つのゾーンに分かれる館内のうち「富士フイルムフォトサロン 東京」は、時期ごとに多彩な企画展を行っている写真ギャラリーです。世界的な写真家から新進気鋭の写真家、公募展の受賞作品まで、プロ・アマ含めた幅広い展示が魅力。毎年春には港区観光協会が主催している「港区観光フォトコンテスト」の受賞作品展も開催されています。

同じ館内の「写真歴史博物館」は、豊富な展示でカメラと写真の歴史を学べる空間です。1839年にフランスで発表された「ダゲレオタイプ」による銀塩写真の発明に始まり、湿板写真、乾板写真への進歩、そしてロールフィルムの誕生へと続いてきた写真技術の歴史を復元模型による体験や写真などの資料によって知ることができます。19世紀以前の木製カメラから徐々に小型・精密化されていく進化の流れを学べる約100点のクラシックカメラや写真の展示は見応え抜群です。

また、16世紀にイタリアで発明され、芸術家たちがデッサンの際などに用いたカメラの原点「カメラ・オブスクーラ」をはじめ、映画の原点となった「キノーラ」や「ゾートロープ」など写真やカメラの発達の歴史を体験できるレプリカの展示もあります。ここに来れば、きっとカメラや写真のことがもっと好きになるはず。アートにふれる時間を共有して、鑑賞後に二人で感想を語り合うのもデートならの楽しみ。
《その他の主な六本木のアートスポットはこちら!》

【12:00】東京ミッドタウンのテラスレストランでガーデンビューのランチ

FUJIFILM SQUAREを出て、東京ミッドタウンの館内を少し散策したらそろそろお昼の時間。ランチスポットはオープンエアの風が心地よいテラスレストランを選んでみてはいかがでしょう。東京ミッドタウンのガレリアとプラザでは12のテラスレストランが営業中です。

ミシュラン星付きシェフの名前を冠するフレンチ、薪窯で焼く本格ピッツェリア、トリュフ料理の専門店、四季折々の食材を使った京料理など地下1階から4階にかけて多彩なレストランが集まっていて、気分と予算に合った選択肢が揃っています。

UNION SQUARE TOKYO

Pizzeria-Trattoria Napule

ガレリアのテラスから眺められるのは、広大なミッドタウンガーデンの萌えるような緑とその背後に広がるビル群の眺め。都会と自然が融合した眺めは、四季を通じて心地よいのはもちろんのこと、春は桜並木、冬はイルミネーションを望むベストロケーションでもあります。
UNION SQUARE TOKYO
https://unionsquaretokyo.com

Pizzeria-Trattoria Napule 東京ミッドタウン店
https://napule-pizza.com/midtown/

【15:00】「メルセデス・ミー東京(六本木)」で憧れのあの車に試乗ドライビング!

次に訪れたいのは、東京ミッドタウンのすぐそばにある「メルセデス ・ミー 東京(六本木)」です。こちらはメルセデス・ベンツ日本が運営するブランドストア。同社の人気車を展示するギャラリー、メルセデスグッズが手に入るショップ、モビリティと暮らしの新しいつながりを提案する「EQ House」などが集まっています。

ギャラリーでは、メルセデスが誇る各クラスの最新モデルや限定モデルを時期替わりで展示。電気自動車の「Mercedes-EQ」シリーズが展示されることもあるなど、憧れの車を間近で見学できます。

かっこいい車を近くで見ると「見るだけじゃなくて自分で運転してみたい…」という気持ちが湧いてきそうですが、実はこちら、メルセデスの最新車にトライアルクルーズ(試乗)も可能。スタッフの運転で乗り心地が体験できるほか、ほとんどの車種は自分でハンドルを握って運転することもできます(※要予約、試乗の予約方法およびルールは下記の公式サイトを参照)。

施設を出て南青山方面に向かい、青山一丁目で折り返すルートを走る約20分程度の体験。見るだけでは分からないメルセデスの技術を肌で感じられるだけでなく、ちょっとしたドライブデートの気分も味わえるはず。体験後は1階のカフェ「ダウンステアーズコーヒー」でブレイクしながら試乗の余韻に浸るのもいいでしょう。
(DATA)
メルセデス・ミー東京(六本木)
ギャラリー(トライアルステーション)、EQ House 11:00~18:00
ダウンステアーズコーヒー 8:00〜20:00(19:30ラストオーダー)
※短縮営業時間。最新の営業時間は公式サイトをご確認ください。
休業日:なし
公式サイト:https://www.mercedesme.jp

【17:00】六本木ヒルズ展望台「東京シティビュー」で港区が誇る絶景を!

さて、楽しかった一日も次が最後の目的地。メルセデス・ミー東京を出たら六本木交差点の方面へ戻り、10分ほど歩いて六本木ヒルズへ。にぎやかな六本木通りからエスカレーターで六本木ヒルズのヒルサイドに上がり、歩道橋の上から六本木けやき坂通りの景色を堪能。

そのほか毛利庭園でハートのオブジェと記念撮影したり、館内でショッピングを楽しんだり、六本木ヒルズを存分に楽しんだら、ラストは頭上に高くそびえる森タワーの最上階へGO!

森タワー3階の受付からエレベーターであっという間に「東京シティビュー」の展望台がある52階へ。到着して通路に出ると、東京都心を眼下に見下ろす圧倒的な景色が目に映ります。さらに圧巻なのは屋外展望台の「スカイデッキ」です。

ここは正真正銘、地上238mの高さを誇る六本木ヒルズの“てっぺん”。オープンエアの遮るもののない視点から天空の絶景を楽しむことができます。その美しさは写真を見てもらえば説明不要でしょう。展望台周辺はブルーにライトアップされたロマンチックな空間になっており、プライベートな雰囲気に包まれながら二人だけの時間を過ごすことができるはず。

館内には現代アートの発信拠点でもある「森美術館」と、アニメやキャラクター関連の企画展も多い「森アーツセンターギャラリー」いう2つの展示施設を併設しており、どちらも一部の日を除いて22時まで開館しているので、展望台と併せてアート鑑賞を楽しむのもよし。カフェ&レストランの「THE SUN & THE MOON」で“天空のディナー”を楽しむもおすすめです。港区が誇るスペシャルな夜景を心ゆくまで楽しんでください。
一日存分に遊んで出発地点の六本木交差点へ。「ROPPONGI」のサインもすっかりライトアップの時間帯に。

東京タワーが煌々と輝く方面に視線を向けると、夜の六本木を象徴するネオンの連なりが…。このまま地下鉄に乗ってもいいですし、もう少しお散歩を楽しんでから帰るのもいいでしょう。『六本木クラス』の放送開始で話題を増す六本木で、ぜひ素敵な一日を過ごしてください!

関連記事

日本の文化「お茶」の世界を知る!伊藤園のミュージアムに行ってきた

2024年6月28日

お茶は人々の生活にとても馴染み深い飲み物です。そんなお茶の魅力と文化を伝えるミュージアムが新橋に誕生しました。2024年5月1日にオープンしたのは「お茶の文化創造博物館」と「お~いお茶ミュージアム」で構成された国内でも珍しい複合型ミュージアム。創業60年を迎えた伊藤園が旧新橋停車場内に開設したミュージアムを、2人の館長に案内してもらいました。 「お茶の文化創造博物館」でお茶の歴史と変遷を知る ミュージアムのある旧新橋停車場は、明治初期に日本で最初に開業した新橋停車場の駅舎を再現したもので、2003年に建てられました。新橋駅や汐留駅からは徒歩5分圏内にあり、「お茶の文化創造博物館」と「お~いお茶...

歴史と伝統の芝百年会:芝大門と新橋の老舗が行った改革に迫る

2024年5月31日

港区の芝地区で事業を営む創業百年以上の老舗が集まり、「芝百年会」が創設されたのが2016年のこと。再開発によって街の様相も変化し続ける中で、芝百年会の老舗は地元に愛されながら、歴史と伝統を紡いできました。芝地区に礎を築き、代を重ねてきた老舗の店主たちが守ってきた伝承の技とは? そして、これまで取り組んできた改革とは? 今回は芝百年会の中から、芝大門と新橋の老舗飲食店をご紹介。店主の“言葉”を交えながら、その歴史と改革を紐解いていきました。 「芝大門 更科布屋」の“流行と不易”とは 寛政3年(1791年)に創業した233年もの歴史を誇る「芝大門 更科布屋」(芝大門1-15-8)は、もともとそば打...

ヤマト運輸のセールスドライバーが教える港区の“お気に入り”スポットへ!

2024年12月4日

「クロネコヤマト」でお馴染みのヤマト運輸株式会社は全国に約2,800拠点の営業所があり、約6万人のセールスドライバー(以下「SD」)が宅急便を中心とした配送サービスに携わっています。個人・法人を問わず、様々な荷物を運ぶために街中を駆け巡るSDたちは、その街のエキスパートと言えるかもしれません。そこで今回は、東京都港区で各エリアの集配を担当するSDさんに、特にお気に入りの場所を紹介してもらいました。美しい並木通りから、居心地のいい公園に、東京のシンボルまで、プロが教える港区のスポットを周ってきました。 季節の変化を楽しめる白金のプラチナ通り 高級住宅街でありながら、昔ながらの商店も立ち並ぶ白金は...

虎ノ門ヒルズに誕生!情報発信拠点『TOKYO NODE(東京ノード)』の可能性を探る

2024年2月27日

2023年10月6日、「虎ノ門ヒルズ」に地上49階建て、高さ約266mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が開業しました。日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅に直結するこの超高層タワーの最上部に位置するのは、新しい価値や体験、情報を発信する舞台となる情報発信拠点の「TOKYO NODE」です。ギャラリーやホール、レストランや屋上プールなどで構成されており、様々な催しも行われている「TOKYO NODE」の全容に迫ります。 スカイロビーからはじまる最先端の体験 急速な社会変化の中で、ビジネス、アート、エンターテインメント、テクノロジー、ファッションなど、領域やジャンルを超えて様々なコラボレーションを促進す...