六本木ヒルズで開催中「アベンジャーズ展」鑑賞レポート アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク…スーパーヒーローたちの世界に没入!

映画『アベンジャーズ』シリーズを中心とするマーベル・シネマティック・ユニバースの世界に没入できる展覧会「アベンジャーズ展」が、4月16日に六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで開幕しました。ニューヨーク、パリ、ロンドンなど世界24都市での巡回を経て待望の日本上陸となる今回の東京展。ヒーロー気分になれるインタラクティブな仕掛けも盛りだくさんな本展を開幕前日の内覧会で体験してきました!

世界を魅了してきた「アベンジャーズ展」が六本木ヒルズに上陸

2008年に公開された『アイアンマン』を皮切りに、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソーなどマーベルのヒーローたちの群像劇を描いてきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。それぞれのヒーローに光をあてた映像作品のほか、主要キャラ総出演の映画『アベンジャーズ』シリーズも過去に4作品が発表され、MCU全体が作り上げるドラマに世界の多くのファンが魅了されてきました。この度、その世界観が満喫できる展覧会が日本で初めて港区に上陸!

(C)2022 MARVEL;Cityneon

この展覧会はアベンジャーズの超人的なパワーの源や彼らを支える最先端科学技術を知る場であるのと同時に、私たち自身がアベンジャーズのヒーローたちを支える科学戦闘支援ネットワーク「S.T.A.T.I.O.N」の一員になるための訓練を受ける機会です。そのため、まずはイントロダクションとなるブリーフィングルームでエージェントのマリア・ヒルから指令を受け取ります。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

展示空間は「キャプテン・アメリカ エリア」から始まり、各々のキャラクターの秘密に迫る7つのエリアで構成されています。さっそく冒頭にはキャプテン・アメリカの攻守の絶対的アイテムである“あの盾”のレプリカと愛車のハーレーが…。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

カッコいいスーツが飾られたディスプレイには、普通の青年だったスティーブ・ロジャースがキャプテン・アメリカになった経緯と彼の強さの秘密に迫った分析情報が紹介されています。なお、場内は撮影OK。ハーレーにまたがって記念撮影も可能です。

ヒーローの戦いを擬似体験できるデジタルコンテンツも

手のオブジェでハルクの大きさが実感できる「ブルース・バナー博士のバイオラボ」を経て、「アイアンマン先端工学研究所」に出ると、アイアンマンとハルクの友情の結晶といえる「ハルクバスター」の巨大な立体展示に圧倒されます。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

さらに感動間違いなしなのは、その隣にある格納庫的な展示ケース。なんと、ここにはアイアンマンことトニー・スタークが開発してきた歴代アーマーが勢揃いしているのです。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

マーク1からマーク7まで、トニーの生き様そのものを見せつけられているかのような7つのアーマー。どんどん洗練されていくように見える中で、ちょっとずんぐりむっくりしているマーク1のアーマーは初期を知るファンにとって特に感涙ものの展示。胸に光るアークリアクターを前にして「あの窮地の中で、ここからすべてが始まったんだよな…」と、1作目のアイアンマンを思い出します。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

さらに「ハルクバスターエクスペリエンス」では、ハルクバスターになりきってヒーローたちの戦いを擬似体験できます。両手を前を押し出すと映画の世界さながらにビームを発射。あなたの手で次々と飛び出してくる敵から街を守りましょう。

アベンジャーズの強さを知り、悪を倒せ!

そこから“ワカンダ・フォーエバー”の合言葉でおなじみのブラックパンサーと、“マーベルのはじまり”的存在であるキャプテンマーベルの展示に続いて「ソーの天文台」へ。心優しきアスガルドの王子であり、MCUの中でも屈指の実力と人気を誇るソー。弧を描くように180度を映像で囲まれた空間には、マイティ・ソーの秘密が盛りだくさん。中央には選ばれし者にしか扱うことができないムジョルニアのハンマーが。果たしてあなたは持ち上げることができるでしょうか?

(C)2022 MARVEL;Cityneon

そして、ホークアイ、ブラック・ウィドウ、アントマンらが登場するのが、次の「アベンジャーズ ホール」です。超人的な早撃ちを見せるホークアイの弓矢やクールビューティーとしておなじみなブラック・ウィドウのスーツなど、映画の中で印象的なアイテムが大集合。また、危機的場面で渋い活躍を見せてくれるウォーマシンやファルコンの展示もあって、マニアすぎるほどマニアな内容になっています。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

さらに進み「収容室」のゲートをくぐると、正面にはアベンジャーズの強敵・サノスの姿を発見。MCUといえばヒーローたちの敵となる悪役(ヴィラン)たちも重要な存在です。造形や設定を含めたその細かな作り込みもマーベルのこだわりを感じるポイントのひとつです。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

チタウリやダーク・エルフの等身大モデルはかなりの怖さ。ただ、ここまで歩いてアベンジャーズの強さの秘密を知った私たちなら、こんな悪役もきっと恐れず打ち勝てる。その勇気をラストの最終試験で試しましょう。

カフェには「ドクター・ストレンジ」最新作のコラボグルメ!

興奮冷めやらぬままたどり着くグッズ売り場もアベンジャーズファンであれば目移りしてしまうであろう多彩なラインナップです。

(C)2022 MARVEL;Cityneon

なお、本展は会場の混雑を緩和するため、人数を制限した「全日日時指定制」でのチケット販売になっています。事前購入と当日券購入があるので、詳細は下記に紹介している公式サイトをご確認ください。

これまでに20作品以上が公開されているMCU。もしも「お友達に誘われたけれど、アベンジャーズはよく知らない…」という方がいたら、これまでに公開されている映画『アベンジャーズ』4部作だけ見ておくとノリノリで会場に溶け込めるはず。「アベンジャーズ展」は、6月19日まで六本木ヒルズ森タワー52階の森アーツセンターギャラリーで開催中。港区が誇る天空の景色とともに、アメリカが生んだスーパーヒーローたちの世界を楽しんで!
(data)
「アベンジャーズ展」
会場:森アーツセンターギャラリー(東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)
会期:2022年4月16日(土)〜6月19日(日) ※会期中無休
開館時間:10:00~20:00(最終入館は閉館の30分前まで)
観覧料:一般・大学生 2500円、中学・高校生 1700円、小学生 1100円、未就学児 無料
公式サイト:https://avengersstation.jp

関連記事

麻布台ヒルズに展示室がリニューアルオープン!『外交史料館』が伝えること

2025年8月11日

2024年4月5日、港区の麻布台ヒルズ 森JPタワー5階に外交史料館の展示室が移転し、リニューアルオープンしました。外交史料館は外務省の一施設として、1971年4月15日に開館。日本の外交に関する歴史的な文書や資料を保存・公開し、展示や広報を通じて、日本国民に外交への理解を深めてもらう活動を行っています。今回は、そんな外交史料館の館長を務める山本英昭さんに、展示室が移転した経緯や、新しい展示室の特徴、日本の外交史の奥深さなど、様々なお話をお聞きしました。日本外交の重要性を知ることのできる外交史料館の魅力をお伝えします。 移転によって来室者が10倍以上に増加! ――まずは、外交史料館の展示室が麻...

「高畑勲展」が麻布台ヒルズギャラリーで開催!偉大なアニメーション監督の足跡を辿る

2025年8月19日

港区の新たな文化発信拠点である「麻布台ヒルズ ギャラリー」にて開催中の「高畑勲展 ―日本のアニメーションを作った男。」は、アニメーション監督として日本のアニメーション界に大きな足跡を残した高畑勲監督(1935年~2018年)の大規模な回顧展です。『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』、『かぐや姫の物語』などで知られる高畑監督の半世紀にわたる創作の軌跡を網羅しており、高畑作品をリアルタイムで観てきた世代はもちろん、アニメファンの若い世代や、子連れのファミリー層など、多くの人が楽しめる展示となっています。今回は、2025年6月27日(金)から9月15日(月・祝)まで開催されている本展をレポート。日...

港区の夏を遊びつくす!ホテルプールで優雅なひととき

2025年7月18日

いよいよ夏も本番!港区内の各ホテルでは、都会の喧騒を忘れさせてくれるような、とっておきのプールが夏限定でオープン。日差しが降り注ぐデイタイムは、きらめく水面で涼やかにリフレッシュ。都会のパノラマビューを眺めながら家族や友人、カップル同士で非日常を満喫しちゃいましょう。日が暮れてからは、幻想的なナイトプールにうっとり。ライトアップされたプールは、昼間とはまた違うロマンチックな雰囲気を演出し、大人のための特別な空間に変貌します。今回は、そんな港区内のホテルプールをいくつかご紹介。施設の特徴や利用プランなどを参考にしながら、ホテルプールで特別な夏を過ごしてみてはいかがでしょう。 ANAインターコンチ...

高輪の「食とくらしの小さな博物館」と「食の文化ライブラリー」で広がる食の世界

2025年7月18日

食料品の値上げや「令和の米騒動」と呼ばれる米をめぐる諸問題などによって、食を取り巻く環境が大きく変わりつつあります。こんな時代だからこそ、改めて“食”を見つめ直す必要があるのかもしれません。高輪3丁目にある味の素グループ高輪研修センターには、日本の食文化の歴史や変遷を伝える様々な施設が併設。味の素株式会社が運営する「食とくらしの小さな博物館」では、うま味調味料の「味の素®」や味の素グループの100年にわたる歴史を知ることができます。また、公益財団法人 味の素食の文化センターが運営する「食の文化ライブラリー」では、45,000冊以上の食に関する専門書籍の閲覧が可能です。今回は、そんな“食のワンダ...