「東京タワー百景」 定番スポットからライトアップの絶景まで、おすすめ撮影ポイントを総まとめ

港区のいろんな場所から見られる東京タワー。高さ333mの赤いタワーが眺められる場所を歩いていると、スマホ片手に景色や記念写真を撮っている観光客の方々をよく見かけます。港区観光協会が毎年開催している「港区観光フォトコンテスト」でも、いつも応募が多い風景のひとつである東京タワー。今回は「東京タワー百景」と題して、そのおすすめ撮影ポイントを昼景・夜景織り交ぜて紹介したいと思います!

まずは東京タワー周辺の撮影ポイントをチェック!

鉄道を使って東京タワーへ行く場合には、JRの浜松町駅、東京メトロ日比谷線の神谷町駅、三田線の御成門駅と芝公園駅、都営地下鉄大江戸線の赤羽橋駅、浅草線の大門駅の6駅からのアクセスが便利です。いずれも駅を出てすぐ、あるいは少し歩いたところで東京タワーのシンボリックな勇姿が見えてきます。まずは、このあたりの撮影ポイントから見ていきましょう。

最寄駅である赤羽橋駅からは、赤羽橋口を地上に出た瞬間、すぐそばに赤いタワーがドーン! 突然表れるタワーに、誰もが感動する瞬間です。東京タワーはここより少し高い丘の上に立っているため、タワーがそそり立つ姿を見上げる視点で望めるのが、このポイントの魅力です。

次は赤羽橋駅から東京タワーまで行く途中、もみじ谷沿いの坂の途中にある地下駐車場の階段は有名な撮影ポイント。階段の壁の間にタワーが収まる風景は、まるでモデルになりきって記念撮影ができる、“映える”スポットとして大人気です。

そして東京タワーに最接近♪

さらに坂を上って東京タワーの真下へ。“根本”からそそり立つインパクトのある写真が撮れるのはここならではの体験です。ただし、長い時間見上げすぎて腰をいためないように注意しましょう(笑)。

また、赤羽橋駅と神谷町駅の間にある「永井坂」からも、東京タワーがこんな風にすっぽり収まる風景を撮ることができます。

おすすめ撮影ポイントがたくさんある「芝公園」

次に東京タワーの“お膝元”に広がる「芝公園」へ。御成門駅、芝公園駅、赤羽橋駅、大門駅を使う場合には、芝公園の間を通って東京タワーまで向かうことになります。広大な園内のいたるところから東京タワーが見える芝公園。その中でも特に人気の撮影ポイントは、児童遊園がある4号地と港区が管理する港区立芝公園の2か所です。

港区立芝公園は芝生広場の背景に均整のとれた東京タワーが収まる構図が魅力。ピクニックを楽しむ人が集まるポイントでもあり、家族や友達との記念撮影スポットにもおすすめです。

一方、御成門駅A6出口を出てすぐのところにある芝公園4号地は、街灯が立つ並木道と東京タワーのコラボが素敵な夜景ポイントです。さらに毎年12月には「クリスマスガーデン」が開催され、本場・ドイツさながらのクリスマスマルシェが登場。景色が聖夜ムードに様変わりします(2022年9月現在、2022年の開催は未定)。

東京タワーが背後にそびえる「増上寺」

同じく芝公園の園内にある徳川将軍家の菩提寺「増上寺」では、本堂が置かれている大殿と東京タワーが共演する写真を撮ることができます。

通常、夜間は入場できませんが、毎年七夕に開催される「和紙キャンドルナイト」の時には、一夜限りでこんな幻想的な風景も。

増上寺の北側を通る道も、一本道の正面に東京タワーが綺麗に立つ穴場的なポイントです。

三田、六本木、お台場、品川…、港区各地の「東京タワーがある風景」

港区各地のさまざまな人気スポットから望むことができる東京タワー。333メートルの高さを誇る赤いタワーは、それぞれの風景に港区ならではの味わいを添えています。

赤羽橋駅から田町方面に伸びる桜田通り沿いは、高層ビルが立ち並ぶ三田の街の先に立つ東京タワーがきれい。特に今年「札の辻スクエア」がオープンしたばかりの「札の辻交差点」の陸橋からは昼も夜も素敵な景色を見ることができます。

東京タワーを絡めた展望風景を撮りたいなら、六本木ヒルズ森タワーの屋上にある「スカイデッキ」に行くのがおすすめです。地上238mの高さからは都心一帯を見下ろす圧倒的な眺望が楽しめます。その中には現在虎ノ門に建設中の超高層ビルと東京タワーが並び立つ絶景が。

また、同じ六本木ヒルズの「六本木けやき坂」では、例年11月中旬からクリスマスにかけて並木道のイルミネーションが開催。イルミと東京タワーがコラボした景色は、このシーズンだけのスペシャルな体験です。

品川でおすすめの撮影ポイントは「品川シーズンテラス」。数々のドラマや映画のロケ地として使用されているこちらでは、夜になると水路に映り込む東京タワーが見られます。

そして、お台場からはレインボーブリッジと東京タワーという、港区が誇る二大シンボルの共演が。もちろんレインボーブリッジの歩道からも竹芝や芝浦の街並みと東京タワーの景色が撮影できます。

【おまけ】窮屈タワー、反射タワー、半分タワーなど、ユニークな東京タワー

有名スポットではなくても、いろんなところから見える東京タワー。最後におまけとして、今回の撮影を通じて見つけたユニークな風景を5つ紹介します。

1つ目は、絵画の額のように緑の木々が東京タワーの周囲を囲む「グリーンタワー」。

2つ目は、手前に建つビルに挟まれて、まるで実際の大きさよりも小さくなったような印象を受ける「窮屈タワー」。

3つ目は、周囲のビルに映り込んだ「リフレクションタワー」。

さらに4つ目は、ビルに映り込んだタワーと実物のタワーが並び立つ「ツインタワー」。

あえて撮影場所は書きませんが、皆さんも街をぶらりと歩きながら、あなたならではの「東京タワーがある風景」を探してみてください。

なお、東京タワーといえばライトアップの多彩なバリエーションもお楽しみのひとつ。「本日のライトアップ」については、当ホームページの右のバナーからチェックできます。ぜひ撮影のご参考に。

関連記事

昼・夕・夜の都心を眼下に望む!東京タワーからの絶景に感激

2025年1月21日

雄大なパノラマが圧巻の昼、空と街が調和する夕方、宝石箱のように煌めく夜と、東京タワーは1日を通して、多様な東京の魅力を伝えています。高さ150メートルのメインデッキと、250メートルのトップデッキから望む東京の街並みは、東京タワーを訪れた多くの人の心に深く刻まれるのではないでしょうか。今回は、フォトスポットとしても人気が高い東京タワーからの景色に注目! タイムラプス動画で東京タワーの1日を追うと共に、東京タワーアテンダントユニットGlow of Tokyoのボーカルを務めるOlga(オリガ)さんに、おすすめの景色やツアーなどを紹介してもらいました。 アテンダントによる音楽ユニット ――東京タワ...

浜松町の未来が輝く!世界貿易センタービルディングの建替えプロジェクトに迫る

2025年1月14日

かつては大名屋敷が立ち並び、増上寺の門前町としても賑わった浜松町。1947年(昭和22年)には港区に所属して芝浜松町となり、1972年(昭和47年)から現在の町名になりました。そして、1970年(昭和45年)には後に浜松町のシンボルとなる世界貿易センタービルディングが竣工。当時、東洋一の高さを誇った超高層ビルは、浜松町駅に直結した総合ビルとして、半世紀にわたり親しまれてきました。今、その世界貿易センタービルディングが生まれ変わろうとしています。2021年に先行開業した南館に続く形で、現在は本館とターミナルの建替えプロジェクトが進行中。2027 年の一部開業を目指して、工事が進められています。新...

ヤマト運輸のセールスドライバーが教える港区の“お気に入り”スポットへ!

2024年12月4日

「クロネコヤマト」でお馴染みのヤマト運輸株式会社は全国に約2,800拠点の営業所があり、約6万人のセールスドライバー(以下「SD」)が宅急便を中心とした配送サービスに携わっています。個人・法人を問わず、様々な荷物を運ぶために街中を駆け巡るSDたちは、その街のエキスパートと言えるかもしれません。そこで今回は、東京都港区で各エリアの集配を担当するSDさんに、特にお気に入りの場所を紹介してもらいました。美しい並木通りから、居心地のいい公園に、東京のシンボルまで、プロが教える港区のスポットを周ってきました。 季節の変化を楽しめる白金のプラチナ通り 高級住宅街でありながら、昔ながらの商店も立ち並ぶ白金は...

南青山にオープン!「化粧文化ギャラリー」で知る化粧の歴史と面白さ

2024年11月14日

化粧品メーカーの株式会社ポーラ・オルビスホールディングス(当時はポーラ化粧品本舗)は、化粧を学術的に研究することを目的として、1976年5月15日に「ポーラ文化研究所」を設立。以来、現在まで化粧文化に関する資料の収集や保存、調査研究、公開普及などを継続して行ってきました。そして、収集した資料や積み重ねてきた知見を紹介するための施設が港区南青山にオープン。2024年5月15日にポーラ文化研究所の新たな拠点として誕生した「化粧文化ギャラリー」では、展示や書籍で化粧文化を伝えると共に、ギャラリートークやワークショップなどのプログラムも実施しています。今回は、化粧文化ギャラリーのマネージャーを務める西...