虎ノ門ヒルズに誕生!情報発信拠点『TOKYO NODE(東京ノード)』の可能性を探る

2023年10月6日、「虎ノ門ヒルズ」に地上49階建て、高さ約266mの「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」が開業しました。日比谷線の虎ノ門ヒルズ駅に直結するこの超高層タワーの最上部に位置するのは、新しい価値や体験、情報を発信する舞台となる情報発信拠点の「TOKYO NODE」です。ギャラリーやホール、レストランや屋上プールなどで構成されており、様々な催しも行われている「TOKYO NODE」の全容に迫ります。

スカイロビーからはじまる最先端の体験

急速な社会変化の中で、ビジネス、アート、エンターテインメント、テクノロジー、ファッションなど、領域やジャンルを超えて様々なコラボレーションを促進する情報発信拠点として、「TOKYO NODE」は生まれました。「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の8階と、45階~49階が「TOKYO NODE」のフロアで、地下鉄の虎ノ門ヒルズ駅やタクシー乗り場から、エレベーターでアクセスすることができます。まずは、7階のスカイロビーに到着です。

スカイロビーを経由して8階に上がると、「TOKYO NODE」のロゴを掲げたエントランスがあります。ロゴのデザインは、インターネット黎明期から活躍してきたウェブデザイナー/インターフェースデザイナーである中村勇吾氏が担当。また、内装を含めたビル全体の建築デザインは、ニューヨークを拠点とする世界的な建築事務所・OMAの重松象平氏が手掛けています。

8階と中心的なスペースとなるのが「TOKYO NODE LAB」というラボスペース。ここでは、様々な企業とクリエーターがタッグを組み、新たな都市体験やコンテンツを創出します。

ラボスペースには、自由に視点が変えられる3D映像の収録、編集、配信が可能な最新鋭の「VOLUMETRIC VIDEO STUDIO(ボリュメトリックビデオスタジオ)」を備えています。

また、カフェ&バーの「TOKYO NODE CAFE」では、“体にも環境にも美味しい食”をコンセプトに、環境に配慮した食材を使った料理をいただくことができます。

ラボスペースやカフェ&バーのある8階から、続いてはエレベーターで45階へ。さて、どんな“体験”が待っているのでしょう。

ギャラリー等で開催されるイベントに期待

45階には、展覧会からビジネス、エンタメまで対応できる3つの特徴的な空間を持つギャラリースペース「TOKYO NODE GALLERY A/B/C」があり、各ギャラリーを一体的に活用することで、より壮大な世界観の演出を実現することができます。「GALLERY A」は、360度の没入空間を演出できる、ドーム型の天井を有するギャラリーです。

「GALLERY B」は1,020㎡の圧倒的な大型ギャラリーで、「GALLERY C」は天井高12mの高さを誇るギャラリーです。各ギャラリーで実施される展覧会やイベントは、入場チケットが必要になる場合もあるので、前もって確認しておきましょう。

45階にはオールデイダイニングの「TOKYO NODE DINING」が併設。都会の景色を眺めながら、イタリアンをベースに、全国各地の食材を使った様々なメニューを楽しむことができます。

各ギャラリーやオールデイダイニングが隣接しているアライバルホールから、エレベーターやエスカレーターで46階に移動します。

開業から今まで、すでに多くの来場者を迎えている「TOKYO NODE」。上層階では、東京の街を見渡すことができ、その絶景に驚く人も多いのだそう。

地上250mのインフィニティプールに感動

46階の「TOKYO NODE HALL」は、施設の中心に位置し、皇居を臨む東京の眺望を背景に、プレゼンテーションやパフォーマンスなど、世界に向けた発信を可能にするイベントホールです。ホールにはイベントの開催日に、参加者のみが入場可能。今後も様々なイベントが開催される予定なので、チェックしておきましょう。

そして、45階のアライバルホールからエレベーターでアクセスできる49階には、2つのレストランと、「SKY GARDEN & POOL」があります。フランスでアジア人初となるミシュランフレンチ3つ星を獲得したシェフ・小林圭氏が新たに立ち上げるコンセプトレストラン「KEI Collection PARIS」(3月26日オープン予定)と、パリにあるミシュラン1つ星店のシェフを務めた北村啓太氏が手掛けるフレンチガストロノミー「apotheose(アポテオーズ)」は、どちらも予約制。レストランの利用者に限り、屋外の「SKY GARDEN & POOL」に入場することができます。

オープンエアの広大なスカイガーデンと象徴的なインフィニティプールは、まさに「TOKYO NODE」の象徴(現在遊泳はできません)。2023年12月31日に放送された「第74回NHK紅白歌合戦」では、アーティストの星野源さんが、プールに組んだセットでパフォーマンスを行いました。

TOKYO NODEの施設内では、各フロアに多目的トイレやAEDを完備。また、虎ノ門ヒルズの街全体でも、地震や災害が起きても安心できるよう帰宅困難者の受け入れスペースや備蓄も確保しています。
「TOKYO NODE」ではこれまでに、オープニングを飾った『“Syn : 身体感覚の新たな地平”by Rhizomatiks × ELEVENPLAY』と、25万人を動員した『蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠』などの展覧会を実施しており、2024年夏には音楽をテーマにした体験型展覧会を計画しているとのこと。ジャンルはもちろん、年齢や性別、国籍の垣根を越えた様々な情報の発信拠点となる「TOKYO NODE」。NODE=「結節点」という施設名に込められた想いの通り、世界と日本をつなぎ、人と人をつなぎ、領域を超えて様々なものをつなぐ場所として、これからも情報と体験価値を生み出し続けていくはずです。「面白いことに興味がある」「新しい体験をしてみたい」という人は、「TOKYO NODE」を訪れてみてはいかがでしょうか。
《TOKYO NODE》
東京都港区虎ノ門二丁目6番2号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー8F、45F~49F
https://www.tokyonode.jp/
開館時間:11:00~20:00
休館日:不定休
※レストラン・カフェの営業時間および催事の開催時間はそれぞれ異なります。各サイトでご確認ください。

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