「住みたくなる街」東京・港区で暮らすように楽しむホテルステイ《ベイサイド編》

六本木や麻布などのアーバンな街並みと芝浦やお台場などのベイサイド、両方の側面を持つ港区は訪れてみると、きっと住んでみたくなるエリアです。もし「港区に住むってどんな感じだろう?」と思ったら、ぜひ区内のホテルにロングステイして「港区の一日」を体験してみてはいかがでしょう。今回は港区・竹芝の「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」を舞台に「暮らすようなホテルステイ」のベイサイド編をお届けします!

180度のベイビューを望む東京屈指の絶景ホテル

午前から街歩きをいっぱい楽しんだ一日。今日は早めに観光を切り上げて夕方前に今夜のホテルへ。東京タワーを見上げる浜松町駅から竹芝方面へ歩いて行くと、海からの潮風が軽く頬を撫でます。正面に見えてくるのは竹芝ふ頭公園に立つ大きなマストのモニュメント。ここまで来ると、もう東京湾はすぐそこ。

今夜泊まるのは竹芝埠頭に隣接している「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」。東京湾と隅田川に面し、東京でも屈指のウォータービューを誇るホテルは昨年、全館リニューアルが行われたばかり。ロビーがある1階はハドソンラウンジを中心に、シックで大人びた雰囲気。それでいてラウンジには有名な洛中洛外図屏風が飾られていたり、フロントデスクの壁には和の家紋があしらわれていたりと、ところどころに日本や東洋の意匠が散りばめられた独創性を感じる空間です。

今年春にグランドオープンしたばかりのエグゼクティブフロア専用ラウンジ「NAGOMIラウンジ」でウェルカムドリンクの緑茶と和スイーツをいただいてから、いよいよ今夜泊まる客室へ。エレベーターで15階のフロアにたどり着くと、期待で鼓動の高まりが止まりません!

心弾ませながら扉を開くと、視界に飛び込んできたのはリッチでキラキラとしたスーペリアルームの景色。ただ、室内をしっかり見るより先に自然と駆け寄っていたのは、日差しがたっぷり注ぎ込む大きな窓の前でした。カーテンを開けると、目の前に広がるのは息を飲むような東京湾のベイビュー!

観光船や海上タクシーが航跡を描く海を取り囲んで、芝浦の街並みやお台場フジテレビの球体展望室、レインボーブリッジの全景、開幕を待つ東京五輪の選手村や豊洲新市場など、東京湾を180度見渡すパノラマの景色。15階の高さから俯瞰する景色は本当に感涙モノの絶景です。

テレワークやワーケーションでの利用もおすすめ

ニューノーマルな暮らしが浸透する中で、最近はここホテル インターコンチネンタル 東京ベイでもテレワークや気分転換を目的にデイユースで利用される方や24時間ステイでワーケーションを楽しむ方など、以前にはなかった目的で長い時間を過ごす方が増えているといいます。ゲストの中にはなかなか遠くに出かけることが難しい都内在住の方も多いそう。私も今日はあまり気取らずに、リラックスした時間の中に身を投じたいと思います。

リニューアルされたばかりの室内は、清楚な白をベースにナチュラルなインテリアでまとめられ、海風を感じる墨絵のアートが壁を彩っています。窓辺にはワーキングスペースとしてもちょうどいい高さのテーブル、その隣にはデイベッド風のソファが配され、海辺の景色をいつまでも眺めていられる設計。ロビーやラウンジにもいろんなアートを見ましたが、お部屋のファブリックやオブジェも隅々までこだわっていて素敵です。

ずっと景色に見とれてしまいそうだけど、「暮らすように楽しむ」を目的に来たのだから、せっかくのこの時間を有効に使わなきゃ。ソファの上で本を読んだり、デスクで旅行の情報を確認したり、全身が包み込まれるようなSealy製マットレスが自慢のベッドの上でメールチェックをしたりと、くつろげるポイントがいっぱい。また「NAGOMIラウンジ」も8:00~19:30までならいつでも使えるので、そちらで時間を過ごすのもおすすめ。

「おこもりアフタヌーンティー」で最高の贅沢

ベッドでパソコンを開いていると、コンコン…と扉をノックする音が。「気取らずに…」とは言いましたが、どうしても叶えたかったわがままをひとつだけ。実はここホテル インターコンチネンタル 東京ベイには、季節のアフタヌーンティーをルームサービスで楽しめるプランがあるんです♪

ワゴンからテーブルにセッティングされたのは、8月までの限定で提供されている「ピエール・エルメ×德永純司 Summer Sparkle アフタヌーンティー」です。言わずと知れた世界的パティシエのピエール・エルメと、お菓子の世界大会「クープ・デュ・モンド」の日本代表として準優勝を飾るなど華麗なキャリアを持つ同館のエグゼグティブ シェフ パティシエ・德永純司氏による豪華なコラボレーション。

「イスパハン」「アンフィニマン カシス」など、果実を使ったピエール・エルメの独創的で情熱的なスイーツの中で、德永氏がピエール・エルメをオマージュして考案したという「ショコラオランジュ」がキラリ。ピエール・エルメが自身のプロデュースの中に別のパティシエの作品を加えることはとても珍しいそうで、まさにここにしかない贅沢が体験できます。

……そして、あっという間に時は流れて、外の景色は夕暮れから夜景へ。さっきまで爽やかだった景色は月夜のカーテンによってドラマチックな趣に変わります。やがてレインボーブリッジも点灯して、東京を代表する夜景を独り占め。結局、贅沢な体験を味わって旅の夜は更けていくのでした。

なお、ホテルスタッフの方々は出社時の検温やマスクの装着を徹底。また、グローバルレベルの衛生基準「IHGクリーンプロミス」に準拠して、フロントデスクやレストラン、客室の清掃と除菌を強化しているといい、安心・安全なステイを提供したいというホテルの熱意とおもてなしの心を感じました。

今回のステイでますます住んでみたくなってしまった港区。また次の東京観光でも港区に泊まりたいと思います!
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
所在地 東京都港区海岸1-16-2
電話番号 0570-000222(ナビダイヤル)
https://www.interconti-tokyo.com

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