【動画記事】南青山・カメヤマキャンドルハウス青山店で手作りアロマキャンドルに挑戦!

炎の揺らぎに感じる安らぎや優しい香りがもたらすリラックス効果などから愛好者の多いアロマキャンドル。東京・港区の南青山にあるカメヤマキャンドルハウス青山店に併設された日本キャンドル協会のスタジオでは、約2時間のワンタイムレッスンでオリジナルアロマキャンドル作りが体験できます。特別な道具を揃える必要なく、気軽に始められる趣味として幅広く人気を集めつつあるアロマキャンドル作り。その一歩目としてぴったりなレッスンの様子を動画と写真でお伝えします。

“あの形”のビルに衝撃! カメヤマキャンドルハウス青山店

日本キャンドル協会のスタジオが併設された「カメヤマキャンドルハウス青山店」は、東京メトロ・表参道駅A4出口から徒歩約7分ほどの場所にあります。みゆき通りを経て、根津美術館のある交差点を左折して間もなくところにある建物は、周囲の煌びやかなビルに負けないインパクト。なぜかといえば…、この円筒型のビル、何かの形に見えませんか?

そう建物自体がなんとローソクの形をしているのです。さすが「世界のカメヤマ」と感じさせるスポットですね。

店内はエントランスを入って左手がカメヤマキャンドルハウスのショップ、右手が日本キャンドル協会が主催するキャンドル教室のスタジオになっています。ぐるりと見渡せる店内にはさまざまな形をしたキャンドルがところ狭しと並べられていて、その空間を見ただけでワクワクした気分にさせられます。

約2時間で気軽に受けられるワンタイムレッスン

こちらのキャンドル教室は、初心者の方からアーティストや講師を目指す方までが学ぶ本格的な教室です。日本キャンドル協会では、年に一度、ジャパンキャンドルアーティストアワード(JCAA)というコンテストを開催していて、ここで学んだ方の作品が一般公開で行われるファイナル審査に選ばれることもあるといいます(2021年のファイナル審査は11月27日に東京タワーホールで開催)。今回チャレンジするワンタイムレッスンでは、講師の方の指導を受けながら約2時間でオリジナルキャンドルの制作体験が楽しめます(1レッスン4200円〜、要予約)。

アロマキャンドルというと「1/fゆらぎ」と呼ばれる炎の揺らぎに感じる癒しやアロマの香りがもたらすリラックス効果が主な魅力です。また、火を灯すという本来の役割だけでなく、カラフルに装飾したものやジェルワックスを使ったグラスキャンドルは素敵なインテリアアイテムにもなります。また、ワンタイムレッスンで作れるアイテムの中には火を灯すとメッセージが表れる「メッセージキャンドル」なるものもあり、大切な人への手作りギフトとして人気です。

なお、「キャンドル作りって女性の趣味では」という先入観をお持ちの方がいるかもしれませんが、“おうち時間”が増えた昨今では男性体験者の割合が増えているそう。日本キャンドル協会代表理事の金指琢也さんは「キャンドル作りは基本的なコツを掴んでしまえば失敗することが少ない趣味なので、普段細かな工作に親しみがない方でも気軽に始められます」と話します。今回は数あるアロマキャンドルの中から“焚き火気分”も味わえるソイアロマキャンドル作りに挑戦します。

焚き火気分も味わえる手作りキャンドル

ソイアロマキャンドルは、インテリアにもお洒落に溶け込む『メディシンボトル』を使い、ドライフラワーやドライハーブなどを閉じ込めた透明なジェルワックスの上に、フレグランスオイルで香り付けしたソイワックスを重ねた二層のキャンドルです。材料はもちろん道具もすべて借りることができるので基本的に“手ぶら”でOK。なお、今回は火を灯すとたき火のようなパチパチという音がする木芯を使用。ここが焚き火気分を演出してくれる大きなポイントです。

まず初めに装飾に使う花材を選びます。いろいろな花材があって目移りしてしまいますが、講師の方のアドバイスでは「全体像を思い浮かべながらメインになる色を決めて、3〜4色くらいの組み合わせにする」のが綺麗にまとまるポイントだそう。一方で、夏は貝がら、秋は木の実など季節感で選ぶのもおすすめとのこと。

好みの花材を選んだら、いよいよ実際の制作作業に入ります。まずは鍋でジェルワックスを温めながら、その間に容器となるメディシンボトルの中に先ほど選んだ花材をセットします。そしてピンセットを使って花材の位置を細かく調整したら、温めたジェルワックスをゆっくり流し込みます。キャンドル作りは温度の見極めが出来栄えを分けるポイント。講師の方が適温になるようにしっかりアドバイスしてくれます。

続いてジェルワックスが固まるまでの時間を使って香り付きのソイワックスを作ります。アロマも天然のものから人工のものまで30種類以上の豊富なレパートリー。もしギフトにするならば、贈る相手の好きな香りを事前に調べておくといいでしょう。

熱を加えて黄色い液体になったソイワックスの中に香料を加えてクルクルとかき混ぜます。そしてジェルワックスの土台の上にソイワックスを静かに流し込み、木芯を中央に位置に固定して再び固まるのを待ちます。作業はここで完了!

カメヤマの人気商品が集結した“キャンドルのお城”を探検

完成を待つ間、カメヤマキャンドルハウスの店内をチェック。ショップにはカメヤマが取り扱う人気のキャンドル商品がずらり。奥の壁には香りの濃厚さと種類の豊富さで人気の「YANKEE CANDLE(ヤンキーキャンドル)」、木芯ならでは味わいが特長的な「WoodWick(ウッドウィック)」という2つの人気フレグランスキャンドルブランドが勢揃い。

そのほか、水に浮かべて楽しむフローティングキャンドルやランタンで楽しむキャンドル、食べ物そっくりなワインキャンドルやスイーツキャンドルなどユニークなアイテムも。さらに本物の炎のゆらぎさながらの灯りがつくLEDキャンドルのような商品もあってキャンドル文化の奥深さを感じさせられました。

世界で一つだけのキャンドルに火を灯す至福の時間

ソイワックスが固まり完成したキャンドルがこちら。ふむふむ、我ながら予想以上にアーティスティックなできばえではありませんか。

そして期待に胸を膨らませながら帰宅し、静かな部屋の中でキャンドルに火を灯してみると…。炎がゆらゆらと燃えながら、木芯が焼けるバチッバチッという音。暗い中で見つめていると、確かに小さな焚き火を見ているような気分に誘われます。日常の喧騒からちょっとだけ離れた贅沢な時間も味わえて、初めてのキャンドル作りは大成功。自分へのお土産でキャンドル作りの材料も買ってきたので、今度は自宅でギフト用のキャンドルを作ってみようと思います。

友だち同士でもカップルでも大人がじっくり楽しめるキャンドル作り。所要約2時間と短時間で体験できるので、表参道や南青山の観光と合わせて、ぜひ皆さんも訪れてみてはいかがでしょう。
コースの内容、料金などの詳しい詳細は、下記の日本キャンドル協会直営校『JCAキャンドルスタジオ東京本校』のホームページにてご確認ください。
https://candle-studio.jp

関連記事

NHK放送博物館で「放送100年」の歴史を紐解く

2025年3月28日

2025年、日本の放送は100年という節目の年を迎えました。ラジオ放送のはじまりからテレビ放送、衛星放送にインターネット配信へと、メディアは常に進化しながら、昔も今も人々の生活に深く関わっています。その放送の歴史を紐解き、未来への展望を示す場所が港区愛宕の「NHK放送博物館」です。館内には貴重な放送機材や番組資料が展示され、放送技術を体験できるコーナーも。今回は、そんなNHK放送博物館の館長を務める山本雅士さんの言葉を通じて、放送の過去~未来と、博物館の担う役割を掘り下げていきます。 最初のラジオ放送は学校の図書室からだった!? ――日本では1925年(大正14年)にラジオ放送がはじまったそう...

新橋に竜宮城が出現!? 驚きのフードエンターテインメントレジャービル『グランハマー』に潜入!

2025年2月25日

2024年の秋、新橋SL広場前に巨大なフードエンターテインメントレジャービルが誕生しました。オープンしたばかりのグランハマーは、地下1階から地上8階/屋上までの全9フロアにわたって、様々なジャンルのグルメやエンターテインメントが楽しめる“異空間体験施設”。手掛けたのは恵比寿横丁や渋谷横丁など、新しいコミュニティの“場”をプロデュース・運営している浜倉的商店製作所です。今回は、新橋の新しい観光名所になるかもしれないグランハマーをレポートします。 駅前にそびえ立つビルと地下の巨大水槽 グランハマーはJR新橋駅より徒歩1分。テレビの街頭インタビューでもおなじみの新橋SL広場からは目と鼻の先です。建物...

昼・夕・夜の都心を眼下に望む!東京タワーからの絶景に感激

2025年1月21日

雄大なパノラマが圧巻の昼、空と街が調和する夕方、宝石箱のように煌めく夜と、東京タワーは1日を通して、多様な東京の魅力を伝えています。高さ150メートルのメインデッキと、250メートルのトップデッキから望む東京の街並みは、東京タワーを訪れた多くの人の心に深く刻まれるのではないでしょうか。今回は、フォトスポットとしても人気が高い東京タワーからの景色に注目! タイムラプス動画で東京タワーの1日を追うと共に、東京タワーアテンダントユニットGlow of Tokyoのボーカルを務めるOlga(オリガ)さんに、おすすめの景色やツアーなどを紹介してもらいました。 アテンダントによる音楽ユニット ――東京タワ...

浜松町の未来が輝く!世界貿易センタービルディングの建替えプロジェクトに迫る

2025年1月14日

かつては大名屋敷が立ち並び、増上寺の門前町としても賑わった浜松町。1947年(昭和22年)には港区に所属して芝浜松町となり、1972年(昭和47年)から現在の町名になりました。そして、1970年(昭和45年)には後に浜松町のシンボルとなる世界貿易センタービルディングが竣工。当時、東洋一の高さを誇った超高層ビルは、浜松町駅に直結した総合ビルとして、半世紀にわたり親しまれてきました。今、その世界貿易センタービルディングが生まれ変わろうとしています。2021年に先行開業した南館に続く形で、現在は本館とターミナルの建替えプロジェクトが進行中。2027 年の一部開業を目指して、工事が進められています。新...