「美少女戦士セーラームーン」のマンホールを巡って港区散策

港区では、世界中で愛されている武内直子先生の人気漫画作品「美少女戦士セーラームーン」のデザインマンホールを2024年3月より、区内5ヵ所に設置しました。実は、港区は「美少女戦士セーラームーン」の主な舞台でもあり、ゆかりのスポットが点在している場所でもあるんです。「美少女戦士セーラームーン」をマンホールにするという全国初の取り組みは、路上を観光スポット化することで、作品のファンを筆頭に、国内外からより多くの人に港区を訪れてもらうことが狙いなのだとか。今回は、すでにSNSなどでも話題となっている“美少女戦士セーラームーンのマンホール”を巡ってきました。

5ヵ所をぐるりと一周する旅に出発進行!

マンホールは区内に5ヵ所設置してありますが、どこからスタートしてもOK。好きなように巡っていきましょう。なお、札の辻スクエアにある観光インフォメーションセンターでは「デザインマンホールマップ」を配布中です。また、港区のHPからもマップの確認ができるので、ぜひ散策の参考にしてください。

それでは、今回は三田駅からスタートして、周辺のスポットを散策しながら5ヵ所すべてのマンホールを順番に訪ねるコースをご紹介します。
まずは、スタート地点である、三田駅のA3出口を出てすぐのところにある「慶応仲通り商店街入口」(芝5丁目20番 先)へ。ここには「セーラー5戦士(檸檬色)」のマンホールが設置されています。

「慶応仲通り商店街」は、JR田町駅前と三田通り(桜田通り)をつなぐ商店街で、近くに慶応大学があることから、この名がつけられました。昔ながらの居酒屋から、思わず寄りたくなる町中華に、おしゃれなバルまで、飲食店を中心に様々な店が立ち並び、常に人で賑わう活気あふれる商店街です。マンホールの設置場所はゲートの真下。商店街は「美少女戦士セーラームーン」の前に連載されていた武内直子先生の漫画作品「コードネームはセーラーV」の主人公でもあった愛野美奈子(セーラーヴィーナス)が登場した場所でもあり、マンホールの背景の色もセーラーヴィーナスのイメージカラーである「黄色」に合わせてあります。

(設置場所へのアクセス:三田駅A3出口を出て、浜松町方向に徒歩1分ほど)

三田駅から都営三田線で移動し、御成門駅のA1出口を出て、歩道橋を渡ると、「港区立みなと図書館」が見えてきます。ここが次のマンホールの設置場所です。

「港区立みなと図書館」は芝公園内にある図書館で、1979年に港区政30周年記念事業として開設されました。「おはなし会」や「子ども会」などのイベントが定期的に開催されています。「美少女戦士セーラームーン」の愛野美奈子(セーラーヴィーナス)が通う芝公園中学は、芝公園の近くという設定です。

「港区立みなと図書館」の前、「芝公園付近」(芝公園3丁目2番25号 先)にあるのは、「セーラー5戦士(青)」のマンホール。背景の「青」は、水野亜美(セーラーマーキュリー)のイメージカラーです。

(設置場所へのアクセス:御成門駅A1出口を出て、日比谷通りに並行した歩道橋か横断歩道を渡ってすぐ)

続いては3番目のマンホールがある「芝給水所」の前まで移動します。まずは日比谷通りを背に、図書館前から芝公園三丁目交差点へ。正則高等学校の裏手にある細い坂から、切通坂に出て、道なりに左へ進むと駐日オランダ王国大使館の門が見えてきます。門の隙間から顔を覗かせるオランダ王国大使公邸は1928年に再建されたもので、日本における西洋建築の第一人者であるアメリカ人建築家のジェームズ・ガーディナー氏が設計を担当しました。そのオランダ王国大使館に隣接するのが東京都水道局の「芝給水所」です。給水所の門は淀橋浄水場の門を移設して、2002年のリニューアル工事の際に復元したもの。このエリアでは立派な建造物に思いを馳せることができそうです。

多目的グラウンドでもある「芝給水所公園」とも隣接している「芝給水所」の前、「東京タワー付近」(芝公園3丁目6番7号 先)には、「セーラー5戦士(新緑)」のマンホールが設置されています。木野まこと(セーラージュピター)のイメージカラーである「緑」の背景のマンホールです。

(設置場所へのアクセス:みなと図書館から芝公園三丁目交差点方面へ、徒歩15分ほど)

このスポットでは、東京タワーとマンホールの“コラボ写真”も撮影できちゃいます。港区のランドマークでもある東京タワーも、風景や戦いの舞台として、「美少女戦士セーラームーン」の中に度々登場しています。

作者もこよなく愛した聖地を目指して

続いては、東京タワーそばのバス停、東麻布一丁目[東京タワー下]停からバスに乗車し、麻布地区総合支所前で下車。マンホールは、「麻布地区総合支所」の向かいにある「東洋英和女学院小学部・幼稚園前」(六本木5丁目6番14号 先)に設置されています。

「東洋英和女学院」は、火野レイ(セーラーマーズ)の通っていた「T・A女学院」のモデルになったと言われている学校。設置されているマンホール「うさぎ&亜美&レイ&まこと&美奈子」の背景も、セーラーマーズのイメージカラーである「赤」となっています。

(設置場所へのアクセス:麻布地区総合支所前バス停で降車してすぐ)

「東洋英和女学院」の前にある麻布地区総合支所前バス停から、港区コミュニティバス「ちぃばす」に乗車。鳥居坂下バス停で降りてからは、下町の雰囲気が残る「麻布十番商店街」を散策しながら、最後のマンホールまで向かいます。麻布十番大通りを麻布十番駅方面に進むと、マンホールが見えてきました。

ここ「麻布十番商店街入口」(麻布十番2丁目1番 先)は、月野うさぎ(セーラームーン)と地場衛(タキシード仮面)が出会った場所。設置されている「セーラームーン&タキシード仮面」のマンホールも2人のイラストがあしらわれています。

(設置場所へのアクセス:麻布十番駅4番出口の横)

麻布十番周辺は月野うさぎと仲間たちが暮らしている場所であり、作中には「麻布十番商店街」のお店も登場します。また、老舗のたい焼き屋や文具店など、作者の武内直子先生が当時通っていたお店も商店街に点在しています。まさに「美少女戦士セーラームーン」の“聖地”といえるのではないでしょうか。
ぜひ、“聖地”である麻布十番商店街で、お買い物やお食事もお楽しみください。

スタートの三田駅からゴールの麻布十番駅まで、港区内の5ヵ所のマンホールを巡る“小旅行”ですが、頑張れば1日で巡ることも可能です。ちなみに港区内の移動は公共交通機関がおすすめ。都営バスや「ちぃばす」はもちろん、港区自転車シェアリングも便利です。

ファンならずとも訪れたい各所のマンホールですが、見たり撮影したりする際には、周囲の安全を確認して、通行する人の邪魔にならないようにしましょう。また危険な撮影や迷惑行為なども禁止されています。港区のサイトに書かれている注意事項をよく読み、近隣住民や通行人に配慮をしながら、かっこよくて華やかなマンホールをじっくりと楽しみましょう。

《「美少女戦士セーラームーン」のデザインマンホールを設置しました【全国初】》
https://www.city.minato.tokyo.jp/citypromotion/manhole.html

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