光に包まれた夜桜スポットへ!港区のナイトお花見ガイド2026

いよいよお花見の季節がやってきました。2026年の東京は、例年よりも5日早い3月19日にソメイヨシノの開花が発表。港区でも桜が見頃を迎えており、昼間は多くの花見客で賑わいを見せています。一方、東京観光の締めくくりや、日中忙しいビジネスパーソンなどには、陽が落ちてからのお花見もおすすめ。夜の静寂の中でライトアップされた桜を眺める時間は、何よりの贅沢なひとときになるはずです。そんな、美しい夜桜が楽しめる港区内のスポットを厳選して紹介。光に包まれた桜の下を大切な人と肩を並べて歩くもよし、カメラを片手にじっくりと芸術的な一枚を狙うもよし。港区ならではの夜桜の魅力をお伝えします。

街と自然が溶け合う六本木で楽しむ大人の夜桜

毛利庭園から撮影した六本木ヒルズ森タワーと夜桜

港区の中でも、ひときわ洗練された夜を楽しめるのが六本木エリア。六本木ヒルズ森タワーを中心に、毛利庭園や六本木さくら坂の夜桜を楽しむことができます。夜の街を歩いていると、ふと現れる桜の木々。そのギャップこそが六本木の夜桜の醍醐味かもしれません。

池の中心に位置するハート型のパブリックアートと夜桜

江戸時代の長州藩・毛利家のお屋敷跡(毛利甲斐守邸)だった「毛利庭園」。都会のオアシスに咲く桜は、王道のソメイヨシノをはじめ、鮮やかな色が目を引く陽光(ヨウコウ)、可憐な舞姫(マイヒメ)、落ち着いた佇まいの山桜など。庭園の池を囲むように、ライトアップされた桜が咲き誇ります。

冬季のイルミネーションも有名な六本木さくら坂

毛利庭園から少し足を延ばして、六本木ヒルズの住宅エリア周辺へ向かうと、「六本木さくら坂」に到着します。約400メートルにわたる緩やかな坂道に咲くのは、約75本のソメイヨシノ。満開時にはライトの光に照らされた桜並木が、まるでトンネルのようになります。

夜桜と六本木ヒルズ森タワーのコラボレーション

六本木さくら坂でふと視線を上げると、ここでも夜空にそびえ立つ六本木ヒルズ森タワーが姿を現しました。2003年4月に開業したこの高層ビルは、高さ238メートルを誇る六本木のランドマーク。照らされた桜と森タワーの窓から漏れる光が六本木の夜を照らします。

桜のライトアップは春まつりの期間を挟んで4月中旬頃まで続く予定

桜の時期の六本木ヒルズでは、「六本木ヒルズ春まつり2026」が4月3日(金)から4月5日(日)までの3日間開催。日本の伝統芸能のステージや迫力満点のパフォーマンスが楽しめるほか、春の食材を使った絶品メニューを味わえるグルメ屋台も並びます。

桜の多重奏を味わう赤坂のエンターテインメント夜桜

広大な敷地の赤坂サカス

テレビ局をはじめ、オフィス、ショップ、レストラン、そして劇場が一体となった「赤坂サカス」は、春になると街全体が桜のテーマパークのような華やかさに包まれるエリア。敷地内には、全11種類、約100本もの桜が植えられています。早咲きの河津桜から始まり、お馴染みのソメイヨシノのほかに、4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎える「普賢象(フゲンゾウ)」や「兼六園菊桜(ケンロクエンキクザクラ)」といった遅咲きの品種まで揃っており、時期をずらして何度も桜を楽しめます。

ポップで現代的なモニュメント

まず目に飛び込んでくるのが、カラフルに光る「AKASAKA」の大きな文字のモニュメント。シンボリックなAKASAKAと、そこに降り注ぐような夜桜を写真におさめてみてはいかがでしょう。

赤坂Bizタワーは地上39階建てのオフィス&商業ビル

モニュメントのすぐ側には、高層ビルの「赤坂Bizタワー」がそびえ立ちます。ビルの足元で夜桜を見上げると、視界の半分が夜空に溶け込むオフィスビルの窓明かり、もう半分がライトアップされた桜という、都会ならではの景色を楽しむことができます。

ライトに照らされる桜と劇場

2022年に舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の専用劇場に生まれ変わった「TBS赤坂ACTシアター」も、見事な夜桜に彩られていました。劇場の周辺を桜が飾り、観劇に訪れた人々を出迎えてくれます。

音と光の演出が行われる時間は公式サイトをチェック

赤坂BizタワーとTBSストアの間に位置する「仲通り」では、4月19日(日)まで「Boonaと楽しむ赤坂桜まつり2026」が開催。期間中、仲通りは「サクライルミネーション」によってピンク一色の世界に。春の名曲に合わせて、ピンク色のLEDがまるで桜吹雪が舞い散るように点滅します。

東京のシンボルと共に愛でるロマンチックな夜桜

夜桜の奥にはライトアップされた東京タワー

増上寺や芝公園、旧芝離宮恩賜庭園など、由緒あるスポットが集まる東京タワー周辺。お花見スポットも数多く、夜は東京タワーの光と桜のピンク色が混ざり合う、非常にロマンチックなエリアといえます。

赤羽橋交差点付近からは遮るものがなくタワーの全景を撮影できる

地下鉄大江戸線の赤羽橋駅を降り、赤羽橋口から地上へ出ると、目の前に東京タワーが姿を現します。取材に訪れた日は、幸運にも「インフィニティ・ダイヤモンドヴェール」という特別なライトアップが実施されており、桜のようなピンク色の東京タワーを撮影できました。

幻想的な光を放つ東京タワー

東京タワーは遠景も綺麗ですが、せっかくなら近くまで足を運びましょう。タワー全体に設置されたライトが骨組みを浮き上がらせます。その巨大な構造物が夜空に溶け込んでいく様は圧巻です。

芝公園集会広場から夜桜と東京タワーを撮影

東京タワーのライトアップは日によって内容が変わります。季節やイベントごとに異なるため、夜桜とタワーのコラボを楽しむのであれば、事前に東京タワーの公式サイトをチェックしてからお出かけするのがおすすめです。

高輪の日本庭園を彩る夜桜と幻想的な光のシンフォニー

日本庭園はJR品川駅の高輪口から徒歩5分ほど

高輪3丁目に位置するザ・プリンス さくらタワー東京、グランドプリンスホテル高輪、グランドプリンスホテル新高輪。この3つのホテルに囲まれるように広がる日本庭園では、4月19日(日)まで「高輪 桜まつり2026」が開催。敷地内には17種類、約210本もの桜が植えられており、早咲きから遅咲きまで、時期ごとに異なる表情を楽しむことができます。

日本庭園は宿泊者以外でも入園が可能

一歩庭園に足を踏み入れると、そこはまさに別世界。ライトアップされた桜の下を歩いていると、なんだか夢を見ているような気分に。美しく手入れされた日本庭園では、ライトアップされた桜が咲き誇っていました。

花びらの形がかわいい「桜の竹あかりライトアップ」

高輪の夜をさらに彩るのが、「光のオーケストラ」をテーマにした「桜の竹あかりライトアップ」です。桜をモチーフにした竹のアートが音楽に合わせて光を灯し、幻想的な空間を演出。伝統的な日本庭園の風景にも溶け込んでいます。

桜と竹あかりの共演

さらに、各ホテルのフロントで販売されている「高輪廿六夜オリジナル木札」(1個1,000円税込)を購入すると、光と音の特別な演出を楽しむことができます。

イベントの詳細などは「高輪 桜まつり2026」の公式サイトをチェック

「高輪 桜まつり2026」は、桜の観賞だけにとどまらず、期間中は春を満喫するための様々なイベントが目白押し。桜のワークショップや桜の下で行うモーニングヨガ、桜を一望できる部屋でのステイプランや春の味覚を使ったレストランのメニューなど、五感で春を味わうお祭りになっています。

庭園内には貴重な歴史的建造物が点在

港区では、最先端の超高層ビルや人気を集める商業施設のすぐ側に、何十年、何百年と人々に愛されてきた桜が咲いています。そんな新旧の調和が、夜桜をより一層魅力的に見せているのかもしれません。桜の見頃はあっという間。少しだけまだ肌寒い夜の空気の中、ライトアップされた満開の夜桜や、ひらひらと舞い落ちる夜の花吹雪を楽しんでみてはいかがでしょうか。ぜひ、暖かくしてお出かけください。

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