100年先の未来へ!複合型ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」が開館
2026年3月28日、「TAKANAWA GATEWAY CITY」のグランドオープンに合わせて、複合型ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives(モン タカナワ ザ ミュージアム オブ ナラティブス)」が開館しました。「100年先へ文化をつなぐ」という壮大なミッションを掲げ、多様なパートナーとの共創によって新たな日本文化を世界へ発信する、文化や人、アイデアが交差する“結節点”ともいえる施設です。そんな高輪の新たなシンボルとなるミュージアムの全容をお伝えします。
木の温もりと植栽が織りなす螺旋の建築美
施設は地上6階、地下3階、高さ約45メートルの低層構造建築
JR・高輪ゲートウェイ駅から、TAKANAWA GATEWAY CITY内のデッキを進むこと約5分。らせん状に空へと伸びていくような独創的な建物が見えてきます。外装デザインを担当したのは、世界的建築家の隈研吾建築都市設計事務所。外壁には、木材がふんだんに使用されており、植栽の緑も印象的。まるで巨大な切り株のようにも見えます。
「Narratives」には物語を共有し、未来へつないでいくという意思が込められている
2階のエントランス入口に掲げられているのは、「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」の文字。「MoN」には、新しい世界への入り口としての「門」という意味と、未来を生きるために必要な「問」という、二つの思いが込められているのだそうです。
訪れる人を出迎えるエントランスロビーと実験空間
展示は4月17日(金)までの期間限定
ミュージアムでは年に2回、異なるテーマに基づいた展示が行われます。開館記念テーマは「生きるは、ブンカだ」。エントランスロビーに設置された「未来文化の門」は、現代の日本を代表するアーティストやクリエイター、研究者など、32名の「文化のつくり手」に対して、「あなたが100年先に残したい文化は何ですか?」と問いかけ、その答えにまつわる私物とメッセージが展示されています。
自分へのお土産や大切な人へのギフト選びにも最適
2階フロアには「Spiral Market」が手掛けるセレクトショップも併設。日本全国の優れたクラフト作品やデザイン雑貨、さらにはMoNオリジナルのトートバッグや文房具、そして江戸時代の通行手形をモチーフにしたユニークなキーホルダーなどが並びます。
「ひらけ モン!展」は入場無料
エントランスロビーに隣接する約300平方メートルのイベントスペース「Box300」は、自由度の高い実験空間。高輪の歴史を現代の視点で紐解く「ひらけ モン!展 はじまりのはじまり」が、6月6日(土)まで開催されています。
空と海と大地の「ラボ」と憩いのテラス
大きなクッションソファが置かれた「シーラボ」
3階には「サンラボ」「ランドラボ」「シーラボ」と名付けられた3つの小規模な展示スペースが。ここでは、展示はもちろん、イベントやワークショップなどを開催予定。それぞれ、「MoN」のロゴカラーである太陽と大地と海をテーマにしています。
新幹線なども見ることができる
屋外の「トレインテラス」は、その名の通り、高輪ゲートウェイ駅を行き交う山手線や京浜東北線などの電車を眺めることができます。また、眼下には電車が滞泊する「車両センター」も広がっていました。
オープンサンドやミートボールの煮込みなどを提供
お腹が空いたら、同フロアの「MoNキッチン」へ。室内外合わせて78席ある広々とした店内は「Spiral Cafe」がプロデュースしており、こだわりのナチュラルワインや季節のモクテル、ボリュームたっぷりの肉料理から繊細なデザートまで、幅広いメニューが楽しめます。
小休憩するにはぴったり
キッチンの横には「ランドラボ」へと続く階段状のベンチシートがあり、自由に腰掛けて読書をしたり、友人とおしゃべりを楽しんだりと、思い思いに過ごせる開放的な空間となっています。
茶殻を再利用した贅沢な約100畳の空間
開館時は和楽器の演奏が行われていた
4階へ上がると、約100畳の広大な畳空間「Tatami」が現れます。ここでは、和楽器の演奏や落語、太神楽、公開生け込みなど、畳であることを活かしたイベントが行われます。
心地よいクッション性のある「さらり畳」
「Tatami」では、伊藤園の「お~いお茶」の製造過程で出る茶殻を再利用した「茶殻配合たたみ・さらり畳」を使用。ペットボトル約5万3,000本分もの茶殻が使われており、消臭効果や抗菌性などがあります。
人類の進化と循環を体験できる「ぐるぐる展」
アートワークが飾られたスロープ
4階から緩やかなスロープを登ると、館内最大、約1,500平方メートルの広さを誇るイベントスペース「Box1500」に到着。ここでは、開館記念特別展として「ぐるぐる展 進化しつづける人類の物語」が9月23日(水・祝)まで開催されています。
20名を超えるアーティストたちの作品が展示
「ぐるぐる」という言葉には、ミュージアムの建築デザインにも現れている「スパイラル(螺旋)」の意味が込められています。会場には50種類以上の「ぐるぐる」をテーマにしたアイテムが100点ほど集結。音声ガイドのキャラクター・UZU(ウズ)とメグルの声に導かれながら、展示を巡ります。
東弘一郎《自連車 -Eight Wheels-》
無数の自転車のホイールが連動して回転する立体作品。人の力が伝達されていく様子を可視化しています。
展示は全6章で構成
日々の家事を巨大な電卓で数値化する「ぐるぐる家事図鑑」は、何気ない日常の繰り返しも、また文化であることに気づかせてくれます。
UZUキャラクターデザイン:nanao
会場内には大型バルーンの「大きなUZU」が。寝転んでいるユニークなキャラクターは、ぜひ写真におさめておきたいところです。
グッズは規格外品や不用品などをリサイクル
「ぐるぐる展」にはグッズショップも併設。Tシャツやバッグ、サンダルなど、セレクトリサイクルショップのPASS THE BATONとコラボしたアイテムが並びます。
お湯に浸かって月の光に抱かれる癒しのガーデン
足湯テラスでほっと一息
6階のガーデンに設置された「足湯テラス」は、太陽熱を利用して温められたお湯に足を浸しながら、港区の空と街並みを眺めることができるリラクゼーションスポット。周囲を草木に囲まれた空間は、風の音や季節の香りをダイレクトに感じることができ、心身ともに解きほぐされるはずです。
お花見やお月見など、季節のイベントを開催
江戸時代、高輪の海岸は月見の名所として浮世絵にも描かれたほど美しい場所でした。ガーデンの一角にある「月見テラス」は、そんな水面に映る月の揺らぎをデザインに取り入れています。足元にある飛び石には、1872年に日本初の鉄道が開通した際に築かれた「高輪築堤」の本物の石を使用。明治の近代化を支えた石に触れながら、かつての海岸線に想いを馳せてみてはいかがでしょう。
左からキャロットケーキとレアチーズケーキとスコーンセット
ガーデンに併設された「LAUBE(ラウベ)」は、ドイツ語で“葉陰の小屋”を意味するルーフトップレストラン。JR東日本の沿線各地の旬の食材をふんだんに使った料理や、野菜と穀物が中心のプレートやスープ、ケーキや焼菓子といった自家製スイーツ、クラフトドリンクなどを提供しています。
地域の神様と自然が共生する静謐な屋上
神社の前には朱色の鳥居も
6階フロアから階段を上がります。施設の最上部には「MoN神社」が鎮座。地域の守り神である「高輪神社」と「御田八幡神社」からそれぞれ分祠した神様を祀っており、新しく誕生したこの街の安全と繁栄を静かに見守っています。
野菜やハーブを育てる「MoNファーム」
屋上の「MoNファーム」では、ハーブや野菜、季節の花々を育てる予定。都市の中にありながら生態系の循環を間近に感じることのできるスポットになりそうです。その他、屋上には春になると7種類の桜が順に咲き誇る「花見テラス」もあり、一年を通じて日本の四季の移ろいを堪能できます。
1階のカフェと地下に広がる未来のシアター
コーヒーやスムージー、軽食などを提供
屋上から1階へ。ここでは公園に隣接した「MoNパークカフェ」が営業中。近隣に住む方や働く方が気軽に立ち寄れるテイクアウト主体のカフェとなっています。今後整備される公園からは、鉄道が海の上を走るために作られた「高輪築堤跡」が見渡せる予定だとか。
最大1,048席でスタンディングでは最大2,000名が収容可能
ミュージアムの目玉の一つが、地下1階から3階にかけて広がる巨大なシアター空間です。ステージ全面にLEDが設置された「Box1000」では、現在、手塚治虫の不朽の名作を新たな視点で解釈したライブパフォーマンス「MANGALOGUE(マンガローグ):火の鳥」が、5月16日(土)まで開催されています。
現在はオープン直後のため準備中のライブラリ
シアターには、壁一面が巨大な本棚となった「ライブラリ」も設置。開催中のプログラムやアーティストに関連する書籍、グッズなどが展示される予定です。
館内3ヵ所に設置されたロゴマークのスタンプラリー
茶殻の香りが漂う畳から、人々の循環を伝える展示に、足元の歴史を伝える癒しスポットまで、「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」は過去と未来、そして多様な価値観が混ざり合い、新しい文化が生まれる瞬間の“熱”を感じさせる場所でした。今後も、高輪ゲートウェイ駅からアクセスできる文化的なスポットとして、多くの人で賑わいそうです。初夏の心地よい季節に、ぜひ新しいミュージアムの「門」をくぐってみてはいかがでしょうか。
《MoN Takanawa: The Museum of Narratives》
所在地:東京都港区三田3丁目16-1 TAKANAWA GATEWAY CITY内
開館時間:10:00~21:00
※プログラムや各店舗により異なります。
休館日:毎月第2火曜日
※2026年度の4・5・8月は第2火曜日も開館し、8月18日(火)は休館日
※その他、詳しくは下記の公式サイトをご確認ください。
https://montakanawa.jp/
所在地:東京都港区三田3丁目16-1 TAKANAWA GATEWAY CITY内
開館時間:10:00~21:00
※プログラムや各店舗により異なります。
休館日:毎月第2火曜日
※2026年度の4・5・8月は第2火曜日も開館し、8月18日(火)は休館日
※その他、詳しくは下記の公式サイトをご確認ください。
https://montakanawa.jp/






























