クライミングにチャレンジ!港区内のボルダリングジムで体力づくり&健康促進

港区では、子どもたちの体力を向上させるための取り組みとして、2023年3月までに、区内のすべての小学校と幼稚園に対して、ボルダリング設備が設置されました。スポーツクライミング競技の種目として2020年東京オリンピックで初採用されたボルダリングは、道具を使わない上に全身運動が可能で、その取り組みやすさから全国的に競技人口が増えています。今回は、体力づくりや運動不足の解消にもなるボルダリングが体験できる港区内のボルダリングジムをご紹介。子どもも大人も、ボルダリングでいい汗を流しましょう!

会社帰りにもフラッと立ち寄れる「Rockyボルダリングジム 品川店」

「都会の中で気軽に行ける岩場」をコンセプトに、首都圏内で6店舗を構えるボルダリングジムの「Rocky」。港南5丁目の松岡品川埠頭ビルにある「Rockyボルダリングジム 品川店」は、都内最大級の広さと高さを誇る店舗として、連日多くの人で賑わっています。ジムでは、岩場でのクライミングの魅力を追求できるようにと、環境を整備。壁の大きさは、最大で縦4.3m、横33mもあります。

20~30代を中心として、小学生からご年配の方まで利用者の年齢層は様々。割合としては男性のお客様が多めですが、女性のお客様もたくさんいらっしゃるのだとか。初心者でも、クライミング経験豊富なインストラクターが丁寧に登り方を教えてくれるので、安心してクライミングにチャレンジすることができます。

来店時に必要なのは、Tシャツとハーフパンツなど、動きやすい服装と靴下のみ。新規会員登録をすれば、初回のシューズレンタル・チョークレンタルは無料になります。

ボルダリングの壁の形状としては珍しい、ユニークな球体状の壁も。様々な登り方を試すことができそうです

「Rockyボルダリングジム 品川店」では、クライミングエリアの他にフィットネスエリアも併設。ボルダリングとフィットネスで、筋肉をバランス良く鍛えましょう。

2010年3月にオープンした「Rockyボルダリングジム 品川店」は、場所柄、アフター5に利用されることも多く、会社帰りに訪れるお客様もたくさんいるのだそう。初心者だったものの、このジムでクライミングにハマり、今ではスタッフよりもジムにいる時間が長いというお客様もいるのだとか。「ボルダリングは経験がまったくない方でも、手ぶらで気軽にはじめられるスポーツです。上まで登り切ったときの爽快感はたまらないもので、もっと登りたい!となること間違いなし!自分のペースで楽しむことができ、成長を直で感じることのできるボルダリングをぜひはじめてみませんか!?」と話すのは、インストラクターの丹野さん。デスクワークが続き、ちょっと体を動かしてみたいなと思っている人にこそおすすめです。

Rockyボルダリングジム 品川店
東京都港区港南5-4-38松岡品川埠頭ビル103
https://www.rockyclimbing.com/shinagawa/
営業時間:10:00~23:00(平日)、10:00~21:00(土日祝)

プロクライマー・平山ユージが手掛けた「Urban Base Camp 新橋」

「Urban Base Camp 新橋」は、もともと同じ場所にあったボルダリングジムが2023年9月に閉店したことを受け、プロクライマーであり、BaseCampの社長を務める平山ユージさんが店舗を継承する形で、同年の10月7日にリニューアルオープンしました。壁はプチ改装されており、エリア内には人工芝も敷かれています。店舗は、SVAX西新橋ビルディング地下1階にあり、JR新橋駅の烏森口から徒歩8分、都営地下鉄三田線の内幸町駅から徒歩5分とアクセスも抜群。手軽に利用できそうです。

地下の店舗ですが、壁の高さは4mもあり、広々としているのがジムの特徴の一つ。横に行くにしたがって、様々な角度の壁に挑戦することができます。また、初心者から上級者まで、すべての方が楽しめるコースを用意。月に1回は全面的にホールド(壁の突起物)を取り替えてコースを変更するため、常連になっても飽きることなく通い続けることができます。

ジムにはストレッチスペースも完備。しっかりと体をほぐしてから、クライミングを楽しみましょう。

会社のサークル仲間や友達同士といったグループでの利用も多いそう。中には、ジムで出来たクライマー仲間と外の岩場に出かけるという方もいるのだとか。クライミングは、インドアとアウトドアの両方で楽しむことができるスポーツです。

ボルダリングが初めての方でも、確かなスキルを持つスタッフが基礎をしっかりと教えてくれます。初回インストラクションは随時行っているので、まずは初めてである旨を伝えましょう。また、初級者を対象とした講習費が無料のスキルアップレッスンも開催(※初回講習時にテキスト代が100円必要、要予約)。誰でも安心してクライミングの技術を磨くことができます。

スタッフの関口さんは「クライミングは思っているよりも手軽に始められ、老若男女問わずに楽しめるスポーツだと思います。筋肉があるから難しいコースが登れるとも限らず、女性の方が簡単に登れてしまうコースなどもあったりします。自重のスポーツになるので、登っていると締まった筋肉がつく、とても健康的なスポーツです」と、クライミングの奥深い魅力を語ってくれました。そして、「まずはお気軽にお店に来てください。まったく初めての方でも、スタッフがレクチャーいたしますのでご安心を。豊かなクライミングライフの第一歩を踏み出しましょう!」と呼びかけます。店舗が新橋ということもあり、仕事前にひと登りする方や、昼の数時間だけ登りに来る方もいるそうです。10:00~13:00まではお得な昼割料金も設定されているので、空いた時間に登りに行ってみてはいかがでしょう。

Urban Base Camp 新橋
東京都港区西新橋2-39-3SVAX西新橋ビルディング地下1階
https://b-camp.jp/shinbashi/
営業時間:10:00~23:00(平日)、10:00~21:00(土日祝)
※ホールド替え時、臨時休業あり

洗練されたおしゃれなデザインの「ディーボルダリング 田町」

全国で展開するボルダリングジム「ディーボルダリング(D.Bouldering)」の12店目の店舗であり、初の都心店でもある「ディーボルダリング 田町」は、2023年11月20日にオープンしました。2023年9月に完成したばかりの大型複合ビル「田町タワー」の中にあり、都営地下鉄三田駅や、JR田町駅とも直結。洗練されたおしゃれなジムで、いつでも気軽にボルダリングを体験することができます。

壁は、メインウォールや、はなれエリア、トレーニングボードなどをすべて含めて、最大で縦4.7m、横41mもあります。

ジムの男女比は7:3ほど。綺麗でスタイリッシュな内装なので、女性も通いやすいと評判です。クライミング技術の向上から、シェイプアップに運動不足の解消まで、その目的は様々。年齢層は子どもから60代のシニア層まで、幅広い年代が利用しています。

広さ約100坪の広々としたエリア内には、ゆるい傾斜から、最大145°の厳しい傾斜まで、多彩な壁が並びます。初めての方にはスタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので、何も心配はいりません。

国内では希少なキルターボードも完備。キルターボードとは、設定したルートに沿ってホールドが光るトレーニングボードのこと。世界中のクライマーが作成した課題にチャレンジすることができます。

3歳から利用が可能な子ども向けのエリアもあります。「ディーボルダリング」では、小学生を対象としたキッズスクールも開講しており、習い事としても大人気。子どもの頃から、楽しく運動の基礎を身につけることができます。

ジムは予約なしでも利用することはできますが、事前にWEBから予約しておけば、予約情報がそのまま会員登録になるため、スムーズに案内してもらうことができます。また、一度登録すれば、田町店だけではなく、全国にある他の店舗もお得に利用することが可能です。このジムで初めてボルダリングを体験したことで、定期的に通うようになり、「大人になって部活をしている感覚です」と笑顔を見せるお客様もいるのだとか。競技人口が増えている今こそ、ボルダリングをはじめる絶好の機会かもしれません。

ディーボルダリング 田町
東京都港区芝5丁目33番11号 田町タワー3F
https://www.d-b-c.jp/top/tamachi/
営業時間:10:00~23:00(平日)、10:00~21:00(土日祝)

関連記事

港区の水辺を知る!午前8時のモーニングクルーズで朝活体験

2024年10月2日

港区では、芝浦運河や東京湾などの多彩な水辺の観光資源を活かすために、様々な取り組みを行っています。2024年9月13日と25日には取り組みの一つとして、朝8時に芝浦運河などを巡るモーニングクルーズが開催されました。そこで今回は、港区観光協会水辺部会の部会長でもある株式会社ジール・代表取締役の平野拓身さんに、クルーズや水辺の魅力、環境の移り変わりなどをインタビュー。晴天に恵まれた第1回モーニングクルーズの模様もお届けします! クルーズ企画の目的と水辺部会の活動内容 ――はじめに、港区として初の試みとなるモーニングクルーズの目的をお聞かせいただけないでしょうか。「港区の水辺を盛り上げ、賑わいを...

開業60周年はイベント盛りだくさん!港区と羽田空港をつなぐ東京モノレールの歩み

2024年10月9日

モノレール浜松町駅と羽田空港第2ターミナル駅までを結ぶ東京モノレール羽田空港線は、2024年9月に開業60周年を迎えました。1964年の東京オリンピックの開催前である同年9月17日に旅客営業を開始した東京モノレールは、現在に至るまでたくさんの乗客を運んできました。今回は、そんな歴史を重ねてきた東京モノレールのこれまでを振り返りながら、開業60周年を記念するイベントや企画などを紹介。東京モノレール株式会社の営業部長・辻󠄀内敏眞さんと営業部主査の山浦勝弘さんに、様々なお話をうかがいました。 60年間の歴史をプレイバック! ――東京モノレールは今年で60周年を迎えました。開業時の様子について、わか...

動物と触れ合い学ぶ!「アニミルお台場店」で過ごす豊かなひと時

2024年8月29日

お台場のショッピングモール・デックス東京ビーチ内の「動物たちが暮らす森 Animeal(アニミル)お台場店」は、日本最大級の都市型ふれあい動物園として、2022年10月にグランドオープンしました。大阪の心斎橋店に次いで2店舗目となるアニミルお台場店では、犬や猫はもちろん、カピパラやフクロウ、コアリクイなど、19種60頭羽(2024年9月時点)の動物たちが出迎えてくれます。日本初となる昼夜交代制の導入や、動物福祉を主軸とした飼育環境の整備など、“動物ファースト”を掲げるアニミルお台場店を訪れ、動物たちとたっぷり触れ合ってきました。 元気な犬や猫たちと遊べるパークエリアへ! アニミルお台場店は、犬...

“模型沼”にようこそ!タミヤの新拠点にワクワクが止まらない

2024年8月7日

プラモデルやRCカーにミニ四駆まで、様々な模型を取り扱う総合模型メーカーのタミヤが新橋・虎ノ門エリアに、直営施設の「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」をオープン。約6,000アイテムのタミヤ製品を取り揃えており、施設内にはカフェやイベントスペースも併設されています。「タミヤの今が、ここにある。」をコンセプトに、模型文化を世界に発信するタミヤのフラッグシップ拠点を訪れました。 フラッグシップ拠点が新装グランドオープン! 新橋4丁目の新虎安田ビル1階にある「TAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYO」は、かつて新虎通りと赤レンガ通りの交差点にあった「タミヤ...