20名限定!高さ150メートルの東京タワー展望台でお茶席体験

東京タワーで特別なイベントが始まりました!なんと、高さ150メートルの展望台で、朝日を浴びながら本格的な茶道体験ができるのです。

茶道体験に参加するには、事前にウェブで予約します。当日は東京タワーの営業開始前に正面エントランスに集合し、参加者全員で展望台に上がります。

東京湾方面の眺め。手前にはレインボーブリッジ、そして東京湾の向こう側には千葉県の房総半島が見えます。

朝陽が降り注ぎ東京の街が黄金の光に包まれる姿は、早朝だから楽しめる特別な眺望です。展望台は貸し切り状態で、とても優雅な気分になります。

冬は特に空気が澄んでいるため、富士山が見えるチャンスが高いです!

いよいよ茶道体験が始まります。お茶席の席主を務めるのは、東京タワーの現役社員です。なんと、パリではエッフェル塔の展望台でもお茶会を開いたことがあるそうです!

お茶を点てる間、席主がトークを交えながら、その日に使用する茶具を解説します。茶道では、季節やイベントの趣旨に合わせて器や掛け軸を選びます。茶道体験の回数を重ねれば重ねるほど、その違いや、もてなしてくださる茶人の心遣いが見えてきて、とてもディープな世界です。

講師が選んだ掛け軸などが展示されています。

作法に注目!無駄な動きが一切ないのが茶道の特徴です。

セットの裏を覗けば、現代的なカラクリが見えました。

茶道に用いる抹茶はその素材を楽しむ飲み物であるため、少し苦味を感じることがあります。江戸時代の抹茶はもっと苦かったそうです。
抹茶をいただく前に、和菓子を食べることで口の中に甘みが残り、そのあとでいただく抹茶の苦味と合わさり、ちょうどよい味わいになります。

冬をモチーフにした和菓子

綺麗な泡が乗っている抹茶

茶道には日本の様々な文化が凝縮されています。抹茶とお菓子をいただきながら、美術品を鑑賞し、席主のお話を楽しむという総合文化的な体験です。
天空のお茶体験、日本語以外の言語でも対応が可能なので、気軽にお問い合わせください!

足元に窓のある、とてもスリリングな席もあります!

※マスク着用、手指の消毒等、新型コロナウィルス感染予防対策を十分に行った上でお出かけください。
※掲載情報は2021年1月5日時点の情報です。新型コロナウイルスの影響により、時間・内容等変更の可能性があります。お出かけの際は、施設の公式ホームページで最新の情報をご確認ください。
天空を楽しむ茶道体験「朝茶の湯」
https://www.tokyotower.co.jp/event/attraction-event/chanoyu/
会場:東京タワー メインデッキ展望台1階
時間:8時15分集合、8時30分入館
集合場所:東京タワー フットタウンビル1F 正面玄関
参加費:¥3,330(※参加費、メインデッキ展望料、干菓子・お土産付き)
*本記事は多言語にて配信しております。合わせてぜひご覧ください。

英語版 https://visit-minato-city.tokyo/en/articles/387
簡体字版 https://visit-minato-city.tokyo/zh-cn/articles/387
繁体字版 https://visit-minato-city.tokyo/zh-tw/articles/387
ハングル版 https://visit-minato-city.tokyo/ko-kr/articles/387

関連記事

港区の夏を遊びつくす!ホテルプールで優雅なひととき

2025年7月18日

いよいよ夏も本番!港区内の各ホテルでは、都会の喧騒を忘れさせてくれるような、とっておきのプールが夏限定でオープン。日差しが降り注ぐデイタイムは、きらめく水面で涼やかにリフレッシュ。都会のパノラマビューを眺めながら家族や友人、カップル同士で非日常を満喫しちゃいましょう。日が暮れてからは、幻想的なナイトプールにうっとり。ライトアップされたプールは、昼間とはまた違うロマンチックな雰囲気を演出し、大人のための特別な空間に変貌します。今回は、そんな港区内のホテルプールをいくつかご紹介。施設の特徴や利用プランなどを参考にしながら、ホテルプールで特別な夏を過ごしてみてはいかがでしょう。 ANAインターコンチ...

「高畑勲展」が麻布台ヒルズギャラリーで開催!偉大なアニメーション監督の足跡を辿る

2025年8月19日

港区の新たな文化発信拠点である「麻布台ヒルズ ギャラリー」にて開催中の「高畑勲展 ―日本のアニメーションを作った男。」は、アニメーション監督として日本のアニメーション界に大きな足跡を残した高畑勲監督(1935年~2018年)の大規模な回顧展です。『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』、『かぐや姫の物語』などで知られる高畑監督の半世紀にわたる創作の軌跡を網羅しており、高畑作品をリアルタイムで観てきた世代はもちろん、アニメファンの若い世代や、子連れのファミリー層など、多くの人が楽しめる展示となっています。今回は、2025年6月27日(金)から9月15日(月・祝)まで開催されている本展をレポート。日...

麻布台ヒルズに展示室がリニューアルオープン!『外交史料館』が伝えること

2025年8月11日

2024年4月5日、港区の麻布台ヒルズ 森JPタワー5階に外交史料館の展示室が移転し、リニューアルオープンしました。外交史料館は外務省の一施設として、1971年4月15日に開館。日本の外交に関する歴史的な文書や資料を保存・公開し、展示や広報を通じて、日本国民に外交への理解を深めてもらう活動を行っています。今回は、そんな外交史料館の館長を務める山本英昭さんに、展示室が移転した経緯や、新しい展示室の特徴、日本の外交史の奥深さなど、様々なお話をお聞きしました。日本外交の重要性を知ることのできる外交史料館の魅力をお伝えします。 移転によって来室者が10倍以上に増加! ――まずは、外交史料館の展示室が麻...

高輪の「食とくらしの小さな博物館」と「食の文化ライブラリー」で広がる食の世界

2025年7月18日

食料品の値上げや「令和の米騒動」と呼ばれる米をめぐる諸問題などによって、食を取り巻く環境が大きく変わりつつあります。こんな時代だからこそ、改めて“食”を見つめ直す必要があるのかもしれません。高輪3丁目にある味の素グループ高輪研修センターには、日本の食文化の歴史や変遷を伝える様々な施設が併設。味の素株式会社が運営する「食とくらしの小さな博物館」では、うま味調味料の「味の素®」や味の素グループの100年にわたる歴史を知ることができます。また、公益財団法人 味の素食の文化センターが運営する「食の文化ライブラリー」では、45,000冊以上の食に関する専門書籍の閲覧が可能です。今回は、そんな“食のワンダ...