東京・港区にある仕事運・出世運の御利益で有名な神社を特集! 約100万人が働くビジネスタウンのパワースポットは?
3万7千以上の事業所があり、その中で100万人近い人々が働いている東京・港区は、日本有数のビジネスタウンという側面を持っています。区内には、新橋、赤坂、六本木といったオフィス街が点在。忙しく働く人たちが作るにぎわいと夕暮れ後のオフィスビルが放つ産業の光も、この街を魅力的に映し出している要素のひとつです。そんな港区には仕事運祈願や出世祈願で人気の神社も多く存在しています。今回はその中から特に有名なスポットを紹介していきましょう。
愛宕神社 「出世の石段」を上りきって曲垣平九郎の出世運にあやかろう!
次に紹介するのは、愛宕一丁目にある愛宕神社です。新橋、虎ノ門、芝公園などのオフィス街に近接し、毎日早朝にはスーツ姿で参拝に訪れる人の姿を見かけます。東京メトロ日比谷線の神谷町駅か虎ノ門ヒルズ駅、もしくは銀座線の虎ノ門駅などからのアクセスが便利です。
海抜25.7メートルの愛宕山の山頂に造られた神社は社殿に辿り着くまでが大変。なぜなら、赤い鳥居をくぐった先の参道にある急勾配の坂「出世の石段」を上らなければならないから。出世の石段という、いかにも出世運に縁起が良さそうな坂の名前は、徳川3代将軍・家光公の時代に活躍した馬術家・曲垣平九郎の故事にちなんでいます。
寛永11年(1631)のこと。増上寺への参拝を終えて江戸城に帰る途中、家光公は愛宕山の頂に梅の花を見つけました。そして、それを騎馬に乗って採ってくるように家臣に命じます。それほどの標高ではなくとも、愛宕山は東京23区内で自然の地形として最も高い山。周りに高い建物がなかった江戸時代には今よりも高く感じられたことでしょう。家臣たちがたじろぐ中、颯爽と現れたのが愛馬に跨った曲垣平九郎でした。
平九郎はそのまま愛宕山の激坂を駆け上がり、持ち帰った梅の花を家光公に献上しました。この件により家光公から「日本一の馬術の名人」と讃えられた平九郎は、一躍日本中にその名が知られるほどの出世を果たしたのです。
現在は86段の石段が設けられています。ちなみに平九郎の後、その伝説に挑もうと明治時代から昭和時代にかけて3名の人物が馬での登坂に成功しているそうです。下から見上げるだけで足がすくむ人もいるかもしれませんが、両脇の狛犬に見守られながら実際に階段を登りながら下を見ると、急角度の坂がさらに実感できることでしょう。なお、上る体力に不安のある方は、男坂の脇に勾配の緩い女坂があるのでそちらを利用しましょう。
慶長8年(1603)創建の愛宕神社は、火産霊命(ほむすびのみこと)は主祭神として祀っています。火産霊命は火に関するものと防火・防災、恋愛や縁結とともに商売繁盛、特に印刷業界やコンピューター関係の繁盛にご利益がある神様として知られています。「出世の石段」で平九郎の出世運にあやかった後は神様に仕事運アップを祈願しましょう。
芝東照宮 家康公ゆかりの神社で“天下人”のスーパーパワーを感じよう
3件目に紹介したいのは、芝公園内にある「芝東照宮」です。こちらは江戸幕府を開いた徳川家康公を御祭神とする神社で、勝運の神様として讃えられる家康公の御利益にあずかろうとビジネスマンの参拝も多いスポットです。
もともと芝東照宮は、元和3年(1617)に増上寺境内に創建された安国殿でした。その後、明治以降の神仏分離令によって増上寺から切り離されて芝東照宮になりました。創建の前年に薨去した家康公が自ら命じて彫刻された等身大の寿像をご神体として祀っています。
鳥居をくぐり、萌えるような緑に囲まれた参道を歩いていくと、右手にはとても立派な御神木が表れます。この巨木は寛永18年(1641)に増上寺の安国殿が再建された際に三代将軍・家光公がお手植えされたものだと伝わっています。高さ約21.5m、根本の周囲は約8.3mという巨大さで、その貴重さと歴史的な価値から「芝東照宮の大イチョウ」として東京都指定の天然記念物に登録されています。長い年月の積み重ねを感じさせる威容に強い生命力を感じるはず。
先の戦災での焼失を経て、現在の社殿は昭和44年(1969)に再建されたもの。参拝に併せて徳川武将みくじ(1回300円)で運勢を占ってみては。三河の一武将から天下統一を成すまで駆け上がった“天下人”のスーパーパワーを肌で感じて、ビジネスに勝ち抜く活力をいただきましょう。
ほかにも港区には仕事運・出世運の御利益で有名な神社がいっぱい!
上で紹介した3つの神社のほかにも、強運のさらに上を行く強運(ごううん)お守りで有名な「芝大神宮」、明治の伝説的軍人・乃木希典大将を御祭神として祀る「乃木神社」、新橋駅前に建ちサラリーマンの参拝も多い「烏森神社」など、仕事運・出世運の御利益が期待できる神社が数多くあります。それらのスポットも含めて港区内の神社については下記の記事でも特集していますので、併せてチェックしてみてください。
【歴史散歩も楽しい初詣スポットで新年の開運祈願! 東京港区の神社・仏閣・パワースポット特集】
https://visit-minato-city.tokyo/ja-jp/articles/272
【東京・港区で運気をアップ! シェアサイクルに乗って人気御朱印巡りの旅】
https://visit-minato-city.tokyo/ja-jp/articles/409
上で紹介した3つの神社のほかにも、強運のさらに上を行く強運(ごううん)お守りで有名な「芝大神宮」、明治の伝説的軍人・乃木希典大将を御祭神として祀る「乃木神社」、新橋駅前に建ちサラリーマンの参拝も多い「烏森神社」など、仕事運・出世運の御利益が期待できる神社が数多くあります。それらのスポットも含めて港区内の神社については下記の記事でも特集していますので、併せてチェックしてみてください。
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