歴史とトレンドが交差!国際都市としての「港区」
現在、港区には多くの高層ビル群が立ち並び、商業・ビジネスの中心として、トレンドを作り出しています。今ではごく普通に感じられる景色ですが、100年ほど時間をさかのぼると、まったく別の風景が見えてきます。
現在の港区地区は、関東大震災と第二次世界大戦で都市全体が2度に渡り壊滅的な被害を受け、多くの建物が瓦礫と化しました。しかし終戦後、旧日本軍施設の多くは米軍に引き継がれることになり、軍関係の施設の多かった港区にも米軍が駐留し、戦前からの各国大使館の存在もあり、新たに洋風の商業地が建設されていくことになります。
また、日本が戦後復興に向かい、国際社会への復帰や、東京オリンピックの開催に伴う国際的な施設が必要になっていくのに伴い、港区に先端的な建物が次々と建設されていきます。変わっていく時代の中で、時代毎のトレンドが歴史になり、また次のトレンドを生み出していく、歴史とトレンドが交差する今日の港区につながっていくのです。
現在の港区地区は、関東大震災と第二次世界大戦で都市全体が2度に渡り壊滅的な被害を受け、多くの建物が瓦礫と化しました。しかし終戦後、旧日本軍施設の多くは米軍に引き継がれることになり、軍関係の施設の多かった港区にも米軍が駐留し、戦前からの各国大使館の存在もあり、新たに洋風の商業地が建設されていくことになります。
また、日本が戦後復興に向かい、国際社会への復帰や、東京オリンピックの開催に伴う国際的な施設が必要になっていくのに伴い、港区に先端的な建物が次々と建設されていきます。変わっていく時代の中で、時代毎のトレンドが歴史になり、また次のトレンドを生み出していく、歴史とトレンドが交差する今日の港区につながっていくのです。
迎賓館赤坂離宮 - 日本最初の洋風宮殿
世界各国からの賓客を迎える「迎賓館赤坂離宮」。かつては限定的な公開でしたが2016年から一年を通じて一般公開されるようになりました。
紀州藩の屋敷跡に、1909年に皇太子殿下(後の大正天皇)のご成婚を控え東宮御所として建設されたこの迎賓館は、当時の日本の建築、美術、工芸界の総力を結集した建造物です。
戦後、庁舎として使われた後、1974年に迎賓館として開館しました。明治期の本格的な近代洋風建築の到達点を示し、2009年には創建当時の建造物である本館や正門、噴水池等が国宝に指定されました。日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築として、その美しさに連日多くの人が訪れています。
戦後、庁舎として使われた後、1974年に迎賓館として開館しました。明治期の本格的な近代洋風建築の到達点を示し、2009年には創建当時の建造物である本館や正門、噴水池等が国宝に指定されました。日本における唯一のネオ・バロック様式の西洋風宮殿建築として、その美しさに連日多くの人が訪れています。
高輪消防署二本榎出張所 - 今も現役のレトロな消防署
昭和8年の完成から今も現役で高輪の街を見守り続けている高輪消防署二本榎出張所。まるで灯台のような形をしたレトロな建物は、曲線と局面をモチーフとするドイツ表現主義というデザインで作られおり、近代建築の遺産として平成22年3月に「東京都選定歴史的建造物」にも選ばれています。
1階の腰壁は花崗岩の切り出し積み、ひさしや窓台は左官洗い出し仕上げ、玄関は、御影石に木の扉でできています。3階講堂には江戸時代・明治時代に使用されていた消防用具も展示されています。事前予約制で見学も受け入れており、歴史的建造物と消防署見学が同時に叶えられるスポットです。
※災害出場のため、見学できない場合があります。
1階の腰壁は花崗岩の切り出し積み、ひさしや窓台は左官洗い出し仕上げ、玄関は、御影石に木の扉でできています。3階講堂には江戸時代・明治時代に使用されていた消防用具も展示されています。事前予約制で見学も受け入れており、歴史的建造物と消防署見学が同時に叶えられるスポットです。
※災害出場のため、見学できない場合があります。
東京タワー - 戦後における復興のシンボル
1958年に竣工にした東京タワー。高さ333mは当時の自立式鉄塔として世界一の高さでした。今も東京を代表する人気観光名所ですが、建てられた当時は戦後復興のシンボル的存在でした。
東京タワー周辺には、まだ今のような高層ビル群はなく、どこからでもタワーを見ることができたそう。総工費約30億円(現在の約160億円)、作業員約20万人で作られた紛うことなき世界一のタワーは、どれだけ誇らしかったことでしょう。
ちなみに東京タワーの特徴的なカラーリングは、当時の航空法に基づき、現在の色に塗られることになりました。1986年には、航空法改正によりインターナショナルオレンジと白色の塗り分けが11等分から7等分へ変更され、1996年にはメインデッキ(旧大展望台)も白く塗り替えられました。
ちなみに東京タワーの特徴的なカラーリングは、当時の航空法に基づき、現在の色に塗られることになりました。1986年には、航空法改正によりインターナショナルオレンジと白色の塗り分けが11等分から7等分へ変更され、1996年にはメインデッキ(旧大展望台)も白く塗り替えられました。
レインボーブリッジ - 考えつくされたデザインで作られた 未来の吊り橋
レインボーブリッジは、東京臨海部に建設される臨海副都心部と都心とを結ぶ基幹交通施設と都市高速道路網の幹線として1993年に開通しました。
交通の利便性とともに、新しく誕生した臨海副都心エリアにふさわしい景観としての役目もあり、そのデザインについてはたくさんの議論が重ねられたそう。臨海の都市背景との調和も考えられ、直線の高層ビル群と港の水面が描きだす水平線に、優美な容姿を印象づける柔らかな曲線が配されています。吊り橋には遊歩道も設置されており、橋上ウォークを楽しむことも出来ます。
国立新美術館 - 新時代のアート発信地 外観も美しい森の中の美術館
2007年に開館した日本で5番目の国立美術館であり、コレクションを持たない新しいタイプの美術館です。美しく波打つガラスのカーテンウォールが特徴的な建物は、黒川紀章設計によるもの。
コンセプトは「森の中の美術館」で、緑豊かな周辺環境との調和も考えられ、ダイナミックで開放的な空間が創出されています。
コンセプトは「森の中の美術館」で、緑豊かな周辺環境との調和も考えられ、ダイナミックで開放的な空間が創出されています。
館内はカーテンウォールが作り出すやさしい自然光が降り注ぎ、吹き抜けのロビーには大きな逆円錐が2つそびえ、近未来的空間が広がります。
日本の芸術文化の育成・国際的な芸術情報発信拠点としてのアートセンターの役割も担っており、様々な情報が集まる国際都市港区の新時代のアートの発信地になっています。
日本の芸術文化の育成・国際的な芸術情報発信拠点としてのアートセンターの役割も担っており、様々な情報が集まる国際都市港区の新時代のアートの発信地になっています。
建造物タイムトラベルツアーマップ
- 1.国立新美術館
- 2.レインボーブリッジ
- 3.東京タワー
- 4.高輪消防署二本榎出張所
- 5.迎賓館赤坂離宮
関連記事「港区タイムトラベルツアー」
ビジネスとトレンドの発信地、港区には時代を先取る様々な新スポットが作られています。実はそれは時代をさかのぼってみても同じことなんです。港区には様々な時代の歴史的トレンドスポットがたくさん!そして、今もなおそのスポットが多数残されています。
そんな港区にある歴史的トレンドスポットを4つのテーマでめぐる、それが港区タイムトラベルです。ぜひ、お好きなテーマで時代をさかのぼってみてくださいね!
そんな港区にある歴史的トレンドスポットを4つのテーマでめぐる、それが港区タイムトラベルです。ぜひ、お好きなテーマで時代をさかのぼってみてくださいね!