文化

港区の歴史や文化を振り返るスポットやイベントのご紹介です。

【動画記事】関東大震災から100年!赤十字情報プラザの企画展「温故備震」で次の災害に備える

2023年9月14日

今年は、1923年(大正12年)に発生した関東大震災から、ちょうど100年。マグニチュード 7.9を記録した大地震は、火災、津波、土石流をともなう未曾有の大災害となり、約10万5,000人もの死者と行方不明者を出しました。 当時を振り返る催しや慰霊祭が各地で行われ、新聞やテレビなどのメディアでは様々な特集が組まれました。そんな中、日本赤十字社の本社に併設されている赤十字情報プラザでも、企画展『関東大震災100年 温故備震~ふるきをたずね明日に備える~』が開催されています。貴重な資料や映像などで関東大震災を振り返ることができる赤十字情報プラザの企画展に行ってきました。 まずは常設展で日本赤十字...

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第4次ブーム到来中! JR新橋駅のカプセルトイ専門店は大人が主役

2023年8月18日

子どもの頃に楽しんだカプセルトイが今、ブームになっています。そのため、カプセルトイショップは、おもちゃ屋やショッピングモールであるだけではなく、駅に専門店ができるほど。今回はJR新橋駅にある「ケンエレスタンド」を訪れ、大人の楽しみ方を探ってきました。 大人世代にはリアルなカプセルトイが人気 カプセルトイといえば、子ども向けというイメージがあります。しかし、2020年頃からの第四次カプセルトイブームで市場が拡大。大人向けの専門店ができています。そんな店の1つがJR新橋駅にある「ケンエレスタンド」です。 JR新橋駅のケンエレスタンドには、駅の通路に70〜80もの筐体が設置されています。現在のカプ...

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港区観光大使の朝妻久実さんに聞く「応援の力」と「港区の可能性」

2023年8月7日

イベントやSNSなどを通じて、港区の観光資源や地元の人しか知らない情報などを広く国内外に伝える港区観光大使。2023年度には新たに7名が港区観光大使に認定されました。その中の1人であるフリーアナウンサーの朝妻久実さんは、全日本女子チア部☆AJO部長として、朝の駅前などで道行く人たちを応援する「朝チア」の活動に従事。そんな朝妻さんに、「朝チア」をはじめたきっかけや、港区との関わり、港区観光大使としての活動などを語っていただきました。 友人の言葉がきっかけになった ――まず、「朝チア」をはじめたきっかけから教えていただけますか。 「私はもともと北海道で生まれ育って、大学入学にあわせて上京し、チアリ...

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大河ドラマも人気!徳川家康ゆかりのスポットをのんびり散歩

2023年7月28日

現在、NHKで放送中の大河ドラマ「どうする家康」は、タイトルの通り、徳川家康の生涯を描いた話題作です。ドラマの中には家康公の転機となった場所や、象徴的な場所が登場しますが、実は港区内にも家康公ゆかりの場所が点在しています。今回は、大河ドラマにちなんで、江戸幕府を開いた家康公に思いを馳せながら、家康公ゆかりのスポットを巡ってきました。 徳川将軍家の菩提寺、増上寺を訪れる 港区芝公園の増上寺は、徳川将軍家の菩提寺として知られています。1590年(天正18年)に家康公が当時の住職だった源誉存応(げんよぞんのう)上人と縁を持ち、増上寺が江戸における菩提寺となりました。日比谷通り沿いの三解脱門が入口であ...

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港区立郷土歴史館の「港区たてものウォッチング」で建物に興味津々!

2023年7月27日

港区の自然や歴史、文化を深く知り、交流するための拠点として2018年(平成30年)に開館した港区立郷土歴史館。港区のあゆみを学ぶことができる常設展のほか、企画展・特別展も随時開催されています。2023年(令和5年)9月18日まで開催されている夏休み企画展「港区たてものウォッチング~お寺や洋館をたずねてみよう~」では、港区内にある歴史的建造物の写真や図面のほか、実際に使われていた建築部材などが展示されています。お寺の本堂で使われていた部材や洋館のステンドグラスなど、貴重な資料をたくさん見ることができるこの企画展を訪ねてきました。 和風建築や洋館など、建物の見どころがわかる夏休み企画展が開催中 港...

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夏休みの自由研究にぴったり 芝浦「お肉の情報館」で食肉加工を学ぼう!

2023年7月20日

「夏休みの自由研究は何にしようか」と考える時期がやってきました。「お肉が大好き!」なら食肉加工についての自由研究がおすすめです。港区には、東京都中央卸売市場の食肉市場が運営する「お肉の情報館」があります。今回は、お肉の情報館で、どんな展示が行われているのかをご紹介します。 食肉市場・芝浦と場はどんなところ? 品川駅の港南口に「食肉市場・芝浦と場」というお肉の市場があるのをご存知でしょうか? この敷地内のセンタービルに「お肉の情報館」があります。訪れてみるとわかりますが、食肉市場はかなり広くなっています。それもそのはず、ここは東京都が運営する唯一のお肉の市場です。日々の都民の食生活を豊かにするた...

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歴史上の人物たちに会いに行く!港区内の銅像めぐりツアー

2023年7月13日

港区内には、港区とゆかりのある人物たちの銅像がいたるところに点在しています。その多くは街中や公園にあり、そのエリアのシンボルとして人々に愛され続けてきました。長年その場所に佇む銅像たちは、何を考え、何を思うのでしょうか。どっしりと構えた迫力ある銅像から、こじんまりとした可愛らしい銅像まで、港区内にある銅像をめぐってきました。 有栖川宮熾仁親王の騎馬像はインパクト大! スタートは、有栖川宮熾仁親王の騎馬像が設置されている有栖川宮記念公園から。南麻布にある有栖川宮記念公園は、江戸時代に旧盛岡藩主南部美濃守の下屋敷があった場所で、明治29年(1896年)に有栖川宮家の御用地となり、大正2年(1913...

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2024年から新千円札の顔に!「北里柴三郎記念館」で近代日本医学のルーツを知る

2023年6月26日

※すべての画像:複写・転用・転載・複製を禁ずる 2024年度の上半期(4~9月)を目途に、一万円札、五千円札、千円札の3種類が20年ぶりに刷新されます。新一万円札の肖像は日本近代社会の創造者と言われる実業家の渋沢栄一、新五千円札の肖像は女性の地位向上と女子教育に尽力した教育家の津田梅子、そして、新千円札の肖像は近代日本医学の父として知られる微生物学者の北里柴三郎です。 新千円札の顔となる北里柴三郎とは、いったいどんな人物だったのでしょうか。港区白金にある北里柴三郎記念館には、北里柴三郎にまつわる資料や研究業績が展示されています。新紙幣の発行を前に記念館を訪ね、近代日本医学の黎明期を支えた北里博...

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日本の美学が見えてくる。 八芳園を巡って日本庭園を知ろう!

2023年6月21日

日本庭園は、日本の美しさが感じ取れる場所の1つ。港区にある八芳園は、日本庭園の魅力を満喫するのに格好のスポットです。今回は、八芳園を訪ねて庭園の巡り方やみどころをガイド。日本庭園の楽しみ方をご案内します。 本館の入口でガイドマップとイヤホンガイドをセットしてスタート! 港区・白金台にある八芳園は、日本庭園を中心に、結婚式場やレストラン、宴会場があります。その名前は、「四方八方どこから見ても美しい」というところに由来し、庭園の景色が自慢です。庭園は開放されており、入場料無料で誰でも散策することができます。散策方法は次のとおりです。 1.正門をくぐり、本館へ向かう 八芳園へは正門から入り、順路に...

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自然教育園を支える仕事人と道具に注目!園内散歩がより楽しく、より面白く!

2023年6月8日

港区白金台にある国立科学博物館附属自然教育園は、東京の都市部にありながら、自然の営みに触れることのできる貴重なスポットです。約20ヘクタール(約6万坪)の敷地内では、これまでに1473種の植物、約2130種の昆虫、そして約2800種の動物が記録されているのだとか。そんな自然教育園では、企画展の「植生管理の仕事人 ~自然教育園の道具たち~」が7月9日まで開催中。植生管理とは、用途や目的に応じて自然環境を人の手によって管理すること。自然教育園がどのように植生管理されているのか、たっぷりと学んできました! イラストやマンガで植生管理の仕事を紹介するシリーズ第2弾! 自然教育園は目黒駅から徒歩9分、白...

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お参りする方法もチェック! 港区のパワースポット神社・寺院の巡り方

2023年6月6日

神社やお寺は、日本人にとっても外国人にとっても、伝統と厳かな空気にふれられるパワースポット。せっかくなら正しいお参りの方法を知って、お参りしてみましょう。今回は港区にある、4つの神社や寺院の巡り方をご紹介します。 神社と寺院のお参りの方法の違い 神社と寺院は建物や祀られているものが違うため、お参りの方法も異なります。それぞれチェックしてみましょう。 ●寺院 入口に「山門」があり、中に「塔」、そして仏像が安置された「金堂」があります。お参りするときは、山門の前で合掌して一礼し、右足から入ります。このとき敷居は踏まないように。お賽銭を奉納した後は、胸の前で両手を合わせて合掌し、柏手を打たないのが...

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茶室、着物、屋形船、忍者まで! 港区で日本文化が体験できるスポット4選

2023年4月26日

港区には、観光で訪れて本格的に日本文化を体験できるスポットがあります。茶道や着物、屋形船、忍者と体験できる種類もいろいろ。今回は港区でおすすめの日本文化体験スポットをご紹介します。 日本庭園内のお茶室でせせらぎを聞きながら茶室体験 日本庭園内の茶室にて本格的に茶室体験ができるのが白金台にある「八芳園」です。都心とは思えない約1万坪の敷地を持ち、池を中心とした回遊式庭園の一角に「夢庵」という由緒ある茶室があり、ここでお抹茶とお菓子をお茶室内の立礼席で楽しむことができます。ビルやマンションの1室ではなく、日本庭園の茶室で体験できるのは貴重。庭園散策とあわせて足を運ぶことができるのもうれしいポイント...

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【動画記事】國酒をもっと深く知ろう!「日本の酒情報館」で豊かな酒文化に触れる

2023年4月24日

“國酒”とは、日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりんを指す日本の歴史文化を代表するお酒のこと。そんな“日本の酒”の魅力を国内外に発信する目的で創建されたのが、日本酒造組合中央会の運営する「日本の酒情報館」です。約26坪のスペースには、日本全国のお酒や各地の酒器がズラリ。酒造りを学べて、試飲もできる「日本の酒情報館」を訪ねました。 和モダンで洗練された空間に、日本酒や本格焼酎などが並ぶ 情報館は、東京メトロ銀座線・虎ノ門駅、千代田線・霞ケ関駅、都営三田線・内幸町駅から、いずれも徒歩3~4分ほど。日本酒造虎ノ門ビルの1階にあり、酒屋の看板にも使われる大きな杉の葉の球、いわゆる「さかばやし」 が目印。誰で...

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港区立みなと科学館にゾウやキリンが出現!? 春の企画展「いきもの大図鑑」で動物たちと触れ合うGW

2023年4月23日

2020年6月にオープンした港区立みなと科学館は、「まちに息づく科学の発見と探究」をコンセプトにした体験学習施設。常設展やプラネタリウムの他に、年に4回行われるバラエティ豊かな企画展も魅力の一つです。3月15日から5月7日にかけて開催されているのは、2023年春の企画展「いきもの大図鑑~知ろう・守ろう・はじめの一歩~」。動物のペーパークラフト模型や、動物の高さや重さを体感できる体験型展示など、見どころたっぷりの企画展に行ってきました! 背や重さ、手のひらをくらべることで見えてくる動物たちの特徴 港区立みなと科学館は、神谷町駅や虎ノ門ヒルズ駅から徒歩4~5分ほど。入口は、緑に囲まれた気象庁・港区...

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【動画記事】レトロだけど新しい! 台場一丁目商店街で不思議と懐かしい昭和を楽しみ尽くす

2023年4月4日

お台場のショッピングモール・デックス東京ビーチのシーサイドモール4階には、まるでタイムスリップしたかのような昭和の街並みが広がっています。2002年10月にオープンした台場一丁目商店街は、昭和30年代の日本の下町を再現した約1000坪のアミューズメントスポット。レトログッズや駄菓子を扱う雑貨店から、懐かしのアーケードゲームが遊べるゲームセンターに、怖すぎるお化け屋敷まで、約15店舗が軒を連ねており、連日、大勢の来場者で賑わっています。昭和に青春を過ごした人には懐かしい、そうじゃない人には新鮮で新しい、台場一丁目商店街にご案内します! イカした非日常の街並みに、ナウなヤングもゾッコン! オープン...

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国立新美術館にルーヴル美術館の“愛”の名画がずらり。 行く前に必見ポイントをチェック!

2023年4月3日

左/©国立新美術館 ©The National Art Center, Tokyo 右/フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》1798年 パリ、ルーヴル美術館 Photo©RMN-Grand Palais(musée du Louvre)/ Tony Querrec /distributed by AMF-DNPartcom*写真の無断転載を禁じます。 6月12日までの期間、六本木の国立新美術館で「ルーヴル美術館展」が開催中です。今回のテーマは「愛を描く」。ルーヴル美術館のコレクションから愛のストーリーに導かれて、珠玉の名画が集結します。うっとりするような作品から心揺さぶられる作品まで、必...

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東京・港区に極楽な銭湯があった! 南青山清水湯の多彩なお風呂で銭湯の入り方を学ぼう

2023年3月31日

日本に来たら一度は体験したいのが「銭湯」。東京都心の港区にも銭湯があり、日本固有の入浴文化を存分に味わうことができます。今回は港区のおしゃれタウン南青山にある「南青山 清水湯」をご紹介。バラエティ豊かなお風呂を銭湯の入り方とともにガイドします。 100年以上の歴史がある「南青山 清水湯」 南青山清水湯は表参道駅から徒歩3分、青山通りから入ってすぐの場所という都心の好立地にあります。地元の人はもちろん、遠くからも老若男女が訪れる人気の銭湯です。四代目の大倉正敬さんによると、その歴史はかなり古いそう。 「明治36年生まれの祖母が生まれたときにはすでにあったそうなので、100年以上の歴史があること...

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【動画記事】創業100年の歩みを辿る!「クロネコヤマトミュージアム」で、大人も楽しめる社会科見学

2023年3月26日

ヤマトグループの創業100周年を記念して設立された「ヤマトグループ歴史館 クロネコヤマトミュージアム」は、2020年7月2日にオープンしました。品川駅から徒歩10分ほどの場所にあるこのミュージアムには、ヤマトグループの歴史を学べる資料の展示や体験コーナーなどがあります。ゆっくりくつろげるカフェも併設。子どもはもちろん大人も楽しめるミュージアムを社会科見学気分で巡ってきました。 開放感あふれるエントランスで受付を済ませ、ミュージアムの中へ ミュージアムのある10階建てのヤマト港南ビルは、もともとヤマト運輸の営業所(当時、宅急便センター)だった場所に建てられました。まずはエスカレーターで受付のある...

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【港区歴史さんぽ】「江戸の港区事件簿」歴史を揺るがした重大事件ゆかりの地を巡る

2022年12月23日

徳川家康の入府後、将軍様のお膝元として目まぐるしく発展し、各藩の江戸屋敷が集まる武家地、増上寺や芝大神宮に代表される寺社地、そして街道筋に築かれた町人地が交わる江戸の中心地のひとつとなった現在の港区。そんな港区は歴史の教科書に載るような重要事件の舞台にもなってきました。そこで今回の港区歴史さんぽは「江戸の港区事件簿」と題して、港区内で起こった重大事件をクローズアップ。それらに関連するスポットを訪ねます。 【元和9年(1623)】禁教令で弾圧を受けたキリシタンたちの悲話 最初に紹介するのは、江戸時代の初期に起こった事件です。 JR田町駅の西口から徒歩約8分。かつて東海道から江戸に入る際の入り口...

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東京・港区にある仕事運・出世運の御利益で有名な神社を特集! 約100万人が働くビジネスタウンのパワースポットは?

2022年12月23日

3万7千以上の事業所があり、その中で100万人近い人々が働いている東京・港区は、日本有数のビジネスタウンという側面を持っています。区内には、新橋、赤坂、六本木といったオフィス街が点在。忙しく働く人たちが作るにぎわいと夕暮れ後のオフィスビルが放つ産業の光も、この街を魅力的に映し出している要素のひとつです。そんな港区には仕事運祈願や出世祈願で人気の神社も多く存在しています。今回はその中から特に有名なスポットを紹介していきましょう。 愛宕神社 「出世の石段」を上りきって曲垣平九郎の出世運にあやかろう! 次に紹介するのは、愛宕一丁目にある愛宕神社です。新橋、虎ノ門、芝公園などのオフィス街に近接し、毎日...

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【動画記事】第一ホテル東京「宝塚レビューフォトスタジオ東京」で、“宝塚歌劇のスター”になりきる夢の体験!

2022年10月12日

日本の演劇ファンを百年以上にわたって魅了し続け、東京の有楽町にも専用劇場がある宝塚歌劇。“タカラヅカ”といえば、各組を代表するスターたちの演技や歌、魅力的な脚本や演出と豪華な舞台装置で繰り広げられるストーリーはもちろん、華麗なステージメイクや衣裳も世界観を構成する重要な要素のひとつです。そのメイクや衣裳で“変身”して、宝塚歌劇のスターになった気分でプロの撮影が体験できるフォトスタジオが東京・港区にあることをご存知でしょうか。今回は実際の体験の様子を動画も交えて紹介します! 宝塚歌劇ファンの憧れを叶えてくれる“夢のフォトスタジオ”へ 宝塚歌劇団の許諾のもと、“夢の体験”ができるのは、港区・新橋の...

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元赤坂「迎賓館赤坂離宮」を見学! 東京23区唯一の国宝建築に明治日本における美と技術の結集を感じる

2022年8月17日

今年5月にアメリカのジョセフ・バイデン大統領が来日した際、日本の岸田文雄総理大臣との首脳会談の場になったのが、港区・元赤坂にある「迎賓館赤坂離宮」です。国王や首脳など外国からの賓客が訪れた際に会談やおもてなしの場として使われるこの施設。実は一般公開していることをご存知でしょうか。今回は実際の参観コースを歩きながら、その歴史を紐解いていきたいと思います。明治の近代化が進む中、西洋に肩を並べるべく当時の技術の粋を集めて建てられた煌びやかな名建築をご覧あれ。 元赤坂に立つ豪華絢爛な西洋建築 上皇・上皇后両陛下のお住まいである仙洞御所、明治天皇が一時的にお暮らしになった明治記念館などがある東京・港区の...

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「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」体験レポート! 港区にゆかりある名作の30年を計180点のカラー原画と関連グッズなど600点以上の資料で振り返る

2022年7月11日

少女漫画の金字塔『美少女戦士セーラームーン』の連載開始30周年を記念した「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」が7月1日に港区・六本木の六本木ミュージアムで開幕。12月30日まで3期にわたって開催される本展を開幕前日の内覧会でひと足早く体験してきました! 麻布十番が舞台のモデルになった伝説的作品の展覧会 講談社の月刊誌「なかよし」で1991年から1997年まで連載された漫画『美少女戦士セーラームーン』(以下、セーラームーン)。少女たちがヒーローに変身するという当時斬新だったストーリーで話題を集め、1992年にはアニメ化。社会現象的な人気を呼ぶだけでなく、セーラー戦士たちの活躍は多くの子ども...

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東京・港区で有名神社・仏閣の別院・分祠めぐり 東京にいながら高野山や豊川稲荷などの御利益にあずかろう!

2022年6月2日

約40か所の神社と約280か所の寺院があり、増上寺や乃木神社のように全国的な知名度を持つ寺社も多い東京・港区。そのなかには他県にある有名寺院の本山に準じる「別院」や、神社の御祭神を離れた地で祀る「分祠」があることをご存知でしょうか。今回はそんな4か所の別院・分祠を巡ってみたいと思います。 高野山東京別院 お遍路も体験できる弘法大師ゆかりの寺院 まず1件目に訪ねたのは、高輪にある「高野山東京別院」です。都外から訪れる場合は、JR山手線の高輪ゲートウェイ駅が最寄り駅。おととし開業したばかりの新駅を出て、高輪二丁目の横断歩道を渡って桂坂を登っていくと左手に大きな建物が見えてきます。 高野山といえば...

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「大英博物館 北斎」鑑賞レポート 西洋を魅了した江戸の天才絵師・葛飾北斎の画業をイギリスから里帰りした傑作で辿る

2022年4月28日

「大英博物館 北斎 ー国内の肉筆画の名品とともにー」が港区・東京ミッドタウンのサントリー美術館で6月12日(日)まで開催されています。ここでは4月16日の開幕に先立って行われたプレス内覧会の様子とともに本展の見どころを紹介していきます。 西洋を驚かせた「HOKUSAI」の傑作が東京へ里帰り 宝暦10年(1760)に江戸の本所(現在の東京都墨田区)で生まれた葛飾北斎。《冨嶽三十六景》や『北斎漫画』などの代表作で知られ、当時の風景や人、風俗を描いた作品は古き良き日本の風景として現代の我々の心にも強い感動を与えます。一方で北斎の作品は明治時代以降になって西洋にも渡り、モネやゴッホら印象派やポスト印象...

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