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日本の国際化は港区から!お手軽世界ツアー

2019年2月14日

現在、日本には約140カ国の大使館があり、その半数以上が港区にあります。こんなにも港区に多い理由は、日本の開国までさかのぼります。 1854年の日米和親条約をもって鎖国が解かれた日本に、国交を求める多くの外国の公館が必要になりました。最初の外国公使館は4つあり、アメリカは善福寺に、イギリスは東禅寺に、フランスは済海寺に、オランダは西応寺に置かれ、それら全ては現在の港区に位置していました。接遇する格のある寺院を港区が多く有していたこと、そして横浜や江戸城に近かったことなどからと言われています。また警備の関係からも一箇所に集まるメリットも生まれ、明治以降に旧大名家から没収していた屋敷の跡地も提供...

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江戸時代から高級住宅地?港区に神社仏閣が多いワケ

2019年2月14日

港区の近代的なビルの間から、風情ある寺社が現れて、はっと足を止めたことはありませんか?それもそのはず。港区内に神社は約40ヶ社、寺院は約280ヶ寺もあります。 古くは平安時代から高台のある地形もあり、港区には寺社が建立されてきました。江戸時代には大名屋敷が多数設けられ、東海道の江戸の入り口で警備上の要所であることから、多くの寺院が建立されることになりました。幕末には善福寺など4か所の寺院に、わが国初の外国公使館も設けられました。そして明治になると、大名屋敷はお屋敷や大使館になっていくのです。こういった歴史が、現在の高級住宅地へとつながっていっていると言っても過言ではないかもしれません。 善...

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